中日ドラ1・金丸が2軍戦で収穫のプロ初先発4回3失点「できるだけ早く1軍舞台で投げたい」
2025年4月16日(水)5時45分 スポーツニッポン
◇ウエスタン・リーグ 中日3—4オリックス(2025年4月15日 杉本商事BS)
中日のドラフト1位・金丸夢斗投手(22)が15日、ウエスタン・リーグのオリックス戦(杉本商事BS)でプロ初先発を果たした。4回5安打3失点(自責点2)ながら非凡な修正能力を見せた。
関大時代の昨年5月11日以来となる先発登板だった。初回のマウンドへ上がると同時に雨が降り始め、約15分間の中断。気温12度の寒さに加え間断なく風が吹いていた。プロ3度目の登板はタフな環境も強いられた。
初回は29球中、変化球がわずか5球。最速149キロの直球で攻め、オリバレスの適時打などで3点を失った。「風もあるし、変化球をうまく使うように」と小山2軍投手統括コーチから助言を受けた2回以降は無失点。予定通り、82球を投げたことも収穫だった。
「変化球でカウントが取れれば投球が楽になることが分かった」と振り返り、「できるだけ早く1軍舞台で投げたい」と左腕は意気込む。「まだ本来の彼ではない」と評した同コーチは「もう少し長いイニングを投げて、問題がなければ…」と青写真を描く。台所事情の苦しい1軍投手陣に、背番号21が加わる日もそう遠くない。(堀田 和昭)