日本ハム・古林睿煬が1軍合流!23日デビュー戦へ「楽しみ」「興奮」
2025年4月16日(水)6時3分 スポーツニッポン
昨季の台湾プロ野球でMVPに輝いた日本ハムの新外国人・古林睿煬(グーリン・ルェヤン)投手(24)が15日、ロッテ戦前の練習から1軍合流した。23日の楽天戦(エスコン)に先発で来日初登板する予定で、風速15メートルを超える強風の中でキャッチボールなどを行い、軽めの調整で汗を流した。最速157キロを誇る「火球男」は日本デビューを心待ちにした。
「台湾の至宝」がベールを脱ぐ時が近づいてきた。新庄監督が13日に、古林睿煬を23日の楽天戦に先発させることを明言。それから2日後、昨季の台湾MVP右腕がついに1軍に合流した。
「もちろん、うれしい気持ちがある。早く自分がチームのためになることをできるように頑張りたいと思います」
グラウンドでは新庄監督にあいさつし、強風が吹き荒れるZOZOマリンでキャッチボールなどを行った。異国で過ごした3カ月。「天気とか気候が一番大きな違いかなと思う。今日は少し寒い」と苦笑いを浮かべる。
日本デビューまでカウントダウンが始まった。1週間後の本拠地マウンドを想像し、「凄く楽しみな気持ちと、興奮している感じ」と力を込める。2月の沖縄キャンプ直前に右脇腹を痛めて出遅れたが、12日のイースタン・リーグ楽天戦では6回3安打1失点。2軍で3試合に登板して3勝、防御率1・72をマークしており、指揮官も「最多勝を狙える投手」と期待している。
「火球男」と呼ばれ、最速157キロの剛速球を武器に昨季10勝2敗、防御率1・66をマークした24歳は「あまり緊張し過ぎないように、一日一日しっかりやりたい」と自然体で最善の準備を進めていくことを誓った。