【大井競馬 ブリリアントC】キングストンボーイが重賞3連勝 吉原も驚嘆「エンジンが違った」
2025年4月17日(木)21時52分 スポーツニッポン
S3「第8回ブリリアントカップ」が17日、大井競馬場で行われた。1番人気のキングストンボーイが直線で抜け出し、JRAから移籍後、重賞3連勝を達成した。同馬と2着リベイクフルシティには「第70回大井記念」(S1、5月21日)への優先出走権が与えられた。ダテノショウグンは5着に敗れ、デビュー戦からの無敗連勝は「8」でストップした。
「エンジンの違いを感じた」。初コンビの吉原が振り返ったようにキングストンボーイは直線で追い出されると一気に後続を突き放す。2着に4馬身差の圧勝劇だった。
勝利のポイントは2つ。まずは1コーナーまでのハナ争いでペースが上がったこと。スタートが良くない馬だが、後方からでも楽に追走できた。
もう一つが向正面でペースが落ち着いた際に、外に出して3番手の位置が取れたこと。スムーズに流れに乗って脚をためられたことで直線も絶好の手応え。残り200メートルで左ステッキを入れると瞬時に反応してケリをつけた。
吉原は「(前2走騎乗の)御神本騎手から癖を聞いて、そこを注意しながら乗った。返し馬から雰囲気が良かったし、ためた分しっかり伸びてくれた。先が楽しみ」と満面の笑み。次走は権利を獲ったS1。重賞4連勝へ、その視界には一点の曇りもない。