代役の南本宗一郎、2戦連続完走も「もっといい走りができると思っていた」/Moto2第3戦アメリカズGP

2023年4月18日(火)13時14分 AUTOSPORT web

 4月16日、2023年MotoGP第3戦アメリカズGP Moto2クラスの決勝がアメリカのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、野左根航汰の代役として参戦した南本宗一郎(Correos Prepago Yamaha VR46 MasterCamp)は23位で終えた。


 レギュラライダーである野左根が、開幕戦ポルトガルGPのプラクティス3でクラッシュを喫した際に腰椎を骨折したため、3戦連続欠場となった。それにより、南本が第2戦アルゼンチンGPに続き、今大会も代役を務めた。

Moto2:南本宗一郎(Correos Prepago Yamaha VR46 MasterCamp)/2023MotoGP第3戦アメリカズGP 初日


 南本は、初日P1、2でサーキットに慣れることと、ベースとなるセッティングを固めるのに専念した。両セッションでともに多くの周回を重ねるも105%タイムをクリアできず、リザルト上ではタイムは計測されなかったが、P2では自己ベストタイムを2.348秒更新している。


 初日を終えた南本は「このコースは長くて、コーナーもバンプも多くてとても難しいです。アルゼンチンGPのときとは、マシンのフィーリングがまったく違うので明日はかなり心配」と語っていた。


 しかし2日目も順調にタイムを更新し、予選Q1では自己ベストタイムを大幅に更新する2分14秒058をマークし、29番グリッドを獲得した。予選終了後には「明日の決勝で良い結果を出すには十分なグリッドではないですが、素晴らしいスタートを切って集団について行きたいです」と決勝に向けて意気込んだ。

Moto2:南本宗一郎(Correos Prepago Yamaha VR46 MasterCamp)/2023MotoGP第3戦アメリカズGP 予選


 迎えた決勝では好スタートを切り、オープニングラップで2台をパスしてポジションアップに成功。しかしその後、順位を守り切れずに後退してしまい、徐々に集団から離されて単独走行となってしまう。中盤以降、前方を走るライダーたちの転倒が相次ぐなか、南本は自身のライディングに集中しながら周回を重ね、最後まで粘り強い走りを見せて23位でチェッカーを受けた。


「長いレースでした。気持ちよく乗ることができず、自分のライディングスタイルも良くなかったので調整が必要です。Moto2マシンは僕がいつも乗っているマシンよりも軽く、今日は風も強かったので、そうしたさまざまな条件にうまく対応することができませんでした」と、レースを振り返った。


 さらに「自分ではもっといい走りができると思っていたのですが…」と続けた。第2戦アルゼンチンGPに続いて見事完走を果たし、しっかりと代役を務めた南本だが、今回は悔しさが残るレースとなったようだ。今シーズンは、アジアロードレース選手権を舞台に活躍している南本だが、Moto2クラスで戦った経験を活かし、今後さらにパワーアップさせた走りを見せてくれるだろう。

Moto2:南本宗一郎(Correos Prepago Yamaha VR46 MasterCamp)/2023MotoGP第3戦アメリカズGP 初日
Moto2:南本宗一郎(Correos Prepago Yamaha VR46 MasterCamp)/2023MotoGP第3戦アメリカズGP 初日
Moto2:南本宗一郎(Correos Prepago Yamaha VR46 MasterCamp)/2023MotoGP第3戦アメリカズGP 予選
Moto2:南本宗一郎(Correos Prepago Yamaha VR46 MasterCamp)/2023MotoGP第3戦アメリカズGP 決勝
Moto2:南本宗一郎(Correos Prepago Yamaha VR46 MasterCamp)/2023MotoGP第3戦アメリカズGP 決勝

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