千葉百音は5位 自身初の世界国別対抗戦を終え「フリーで団体戦の波に乗れた。すごく楽しかった」

2025年4月19日(土)23時43分 スポーツ報知

女子フリーで演技を終えた千葉百音(カメラ・頓所 美代子)

◆フィギュアスケート 世界国別対抗戦 最終日(19日、東京体育館)

 女子フリーが行われ、坂本花織(シスメックス)が145・00点で3位。千葉百音(木下アカデミー)は138・52点で5位だった。日本は女子フリーを終えて合計110点となり、米国(126点)に次ぐ2位で今大会を終えた。

 19歳の千葉は冒頭の3回転フリップ—トウループの連続ジャンプを着氷。続く3回転サルコーも決め、3回転ループは転倒したが、ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、3連続ジャンプなどを着氷。笑顔で演技をまとめ、喝采を浴びた。「まずは最後までしっかり自分のスケートを見せるというのを念頭に置きながらずっと駆け抜けたんですけど、途中(3回転)ループでこけてしまったのはちょっと悔しいんですが、最後まで流れを失わずにできたのは良かったと思います」と振り返った。

 初の世界国別対抗戦を終え、「今大会いろいろ経験して、ショート(プログラム)で乗りきれなかった分、フリーでしっかり団体戦の波に乗れたという感じで、すごく楽しかったです」と語った。26年五輪のプレシーズンの最終戦では「個人で試合に臨むときも、ここまでいかなくても会場の雰囲気をしっかり楽しむ」ということを意識したという。「精神的にタフに臨むためにも、やっぱりある程度楽しんで、ある程度集中して、バランスよく臨むというのがすごく大事だなと思いました」。3月の世界選手権では銅メダルを獲得。伸び盛りの19歳は初代表を目指す来年の五輪へと歩む。

 〇…女子はSP、フリーともに世界女王のアリサ・リュウ(米国)が1位となった。来年のミラノ・コルティナ五輪の団体戦を占う側面もあった大会は、米国が2大会連続6度目の優勝を果たし、過去2大会連続3位だった日本は2位となり、4大会ぶりの頂点はならなかった。

 ▽女子フリー上位成績〈1〉アリサ・リュウ(米国)150・97点〈2〉アンバー・グレン(米国)148・93点〈3〉坂本花織(シスメックス)145・00点〈4〉アナスタシア・グバノワ(ジョージア)141・39点〈5〉千葉百音(木下アカデミー)138・52点

 ▽チーム最終順位〈1〉米国〈2〉日本〈3〉イタリア〈4〉フランス〈5〉カナダ〈6〉ジョージア

スポーツ報知

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