オリックス・若月 首位攻防第1ラウンドで選手会長が今季2度目サヨナラ打 ウオーターシャワーで喜び爆発
2025年4月19日(土)5時45分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ オリックス2—1日本ハム(2025年4月18日 京セラD)
これぞ選手会長の大仕事!また若月だ。オリックスが1—1で臨んだ9回1死一、二塁。田中の初球直球をはじき返した打球は、前進守備の中堅・松本剛の頭上を越えるサヨナラ二塁打。3月28日の開幕・楽天戦に続いて2度目のサヨナラ劇でもヒーローとなり、歓喜のウオーターシャワーを浴びた。
「(どんな気持ちで打席に?)ゲッツーは嫌だなと。(打った瞬間は?)あ、ゴロじゃねえと思いました」
この日本ハム3連戦は、恒例の「Bs選手会プロデュースデー」。お立ち台のインタビュアーを務めたゆうとくん(9歳)の質問に、ちゃめっけたっぷりで返答してドームを沸かせた。
7回の打席では2番手・河野の直球が右すね付近に直撃。その場でもん絶したが、ベンチ裏で治療後、何事もなかったかのようにプレーを続けた。「大丈夫です」と多くは語らずも、チームと力投する九里に勝利を付けたい気持ちの表れだった。
チームが16、17日と連敗し、若月も無安打。気分転換で近くの温泉に出向いた時に従業員から「本当に応援しています」と激励された。「今日の小学生の子もですけど、ちょっと自信なさげになったタイミングでそういった人たちからの言葉が凄く心に残った」。連敗を止め、日本ハム戦は2年ぶり4連勝。応援してくれるファンへの選手会長からの最高のプレゼントだった。(山添 晴治)