福岡、8試合ぶり黒星で首位陥落…松崎快躍動の清水が開幕以来の連勝

　2025明治安田J1リーグ第11節が20日に行われ、清水エスパルスとアビスパ福岡が対戦した。

　過密日程が続くなか開幕以来の連勝を目指す清水と、直近7戦6勝でクラブ史上初めて首位に立った福岡が、『IAIスタジアム日本平』で激突。試合が動いたのは3分、清水が幸先よく先制する。ペナルティエリア手前で受けた松崎快が左足を振り抜き、ミドルシュートをゴール右下隅に突き刺した。

　早々に追いかける展開となった福岡だが、すぐさま同点のビッグチャンスを迎える。ペナルティエリア内で藤本一輝が倒されてPKを獲得。見木友哉がキッカーを務めると、ゴール左上に突き刺し、試合は振り出しに戻る。

　試合が動いたのは前半アディショナルタイム2分、清水が勝ち越す。松崎が左コーナーキックからインスイングのボールを供給。ニアのマテウス・ブエノが頭で合わせて加入後初得点を記録した。さらにその3分後、清水がリードを広げる。左の乾貴士が逆サイドへ大きく展開し、ペナルティエリア右に走り込んだ北爪健吾がワンタッチで合わせてクロスを送る。最後は松崎と競った相手DFに当たってボールがゴールに吸い込まれた。

　後半に入っても清水は鋭い攻撃で福岡のゴールを脅かし続ける。清水は追加点こそ奪えなかったものの、福岡の反撃を許さず、3−1で勝利した。清水は今季2度目の連勝で5勝目。福岡は8試合ぶりの黒星となった。4連勝を逃した福岡は、京都サンガF.C.に首位の座を明け渡した。

　清水の次戦は29日に行われ、敵地でFC東京と対戦する。福岡は次節、25日にファジアーノ岡山とホームで対戦する。

【スコア】
清水エスパルス　3−1　アビスパ福岡

【得点者】
1−0　3分　松崎快（清水）
1−1　9分　見木友哉（福岡）
2−1　45＋2分　マテウス・ブエノ（清水）
3−1　45＋5分　オウンゴール（清水）


【ゴール動画】松崎快が躍動！　清水vs福岡