勢いが出てきた神戸が町田を下して３連勝　オウンゴールでマークした先取点を守り抜く…Ｊ１第１１節

2025年4月20日（日）16時7分　スポーツ報知

前半、町田・岡村（右）と競り合う神戸ＦＷ大迫（カメラ・谷口　健二）

◆明治安田　Ｊ１リーグ▽第１１節　神戸１—０町田（２０日・ノエスタ）

　神戸が先制点を守り切り、３連勝を飾った。

　神戸は、１６日の前節・川崎戦（２〇１）同様に激しい攻守を展開した。競り合ったこぼれ球も多く収めるなど、ボールを握る時間を多く作ってチャンスを演出。前半９分、ＭＦ広瀬陸斗の左サイドからのクロスは相手ＤＦをかすめてゴール前へ、相手ＧＫがはじいたボールにＦＷ大迫勇也が右足を合わせたが、町田の日本代表ＧＫ谷晃生が体を張ったセーブでブロックされた。その後もチャンスは演出したが、前半戦では得点は生まれなかった。

　スコアレスで迎えた後半では、町田が前半よりも果敢に攻め込みゴールに迫った。互いに譲らない展開が続くと１７分、ＤＦ酒井高徳、ＭＦ佐々木大樹、ＭＦ井手口陽介とつないで右サイドを打開。井手口が右サイドからゴール前へクロスを挙げると相手ＤＦ岡村大八が右足でクリアを試みたボールはそのままゴールに吸い込まれた。オウンゴールで先制に成功。３２分からはＦＷ武藤嘉紀が３試合ぶりに出場。３６分にはロングボールに抜け出して左足でゴールネットを揺らしたが、ＶＡＲの結果オフサイドとなり、得点は取り消しとなった。守備では何度も好セーブでチームを救ったＧＫ前川黛也を中心に守り抜き、失点を許さなかった。川崎戦から中３日ながら、攻守の強度を落とさずに戦い抜いた神戸がホームのサポーターへ勝利を届けた。

　町田は今季初の連敗となった。