【高校野球】掛川西が好発進 先発・杉崎蒼汰が7回3分の2を4安打無失点…春季静岡県大会開幕
2025年4月20日(日)6時30分 スポーツ報知
8回途中、無失点と好投した掛川西の杉崎
◆高校野球春季静岡県大会 ▽2回戦 掛川西2−0御殿場南(19日、掛川)
高校野球の春季静岡県大会が開幕し、1、2回戦計16試合が行われた。昨夏静岡県代表の掛川西は先発・杉崎蒼汰投手(3年)が7回2/3を4安打無失点の好投。御殿場南に2—0で勝利した。2回戦に勝利した8校は今夏選手権のシード権を獲得した。
掛川西の杉崎がエースとしての粘りを見せた。180センチ右腕は先発して7回2/3を4安打無失点、6奪三振。最速140キロの直球とスライダーを使い分け、5回1死二、三塁のピンチも慌てずに抑えきった。「県予選よりコントロールよく投げられました」。球が浮き始めたところで加藤瑞己(3年)にマウンドを譲ったが、先発の務めを果たした。無失点リレーに大石卓哉監督(45)は「投手陣は状態が良くない中で、粘っこくゴロを打たせていた」と、ねぎらった。
チームが目指すのは、2年連続となる夏の甲子園だ。昨年は杉崎も背番号11でベンチ入りしたが登板はなし。「一つ上の代に頼っていた部分があった。自分たちがやらなければいけない」と最上級生になり、エースとしての自覚が出てきた。「自分の投球では、まだ甲子園に届かない。成長していかないと」。強い決意を持って、まずは春の県制覇を狙う。