丸元大五郎、2回TKOでプロデビュー飾る 父は所属ジム会長で元東洋太平洋ウエルター級王者の大成氏
2025年4月20日(日)20時31分 スポーツ報知
デビュー戦で2回TKO勝利を収めた丸元大五郎(カメラ・田村 龍一)
◆プロボクシング▽ライト級(61・2キロ以下)6回戦 〇丸元大五郎(TKO 2回2分43秒)ジラウ・トゥリヤノン●(20日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)
元東洋太平洋ウエルター級王者の丸元大成・大成ジム会長の長男、大五郎(大成)がB級(6回戦)でプロデビュー戦を飾った。ジラウ・トゥリヤノン(タイ)を相手に、2回TKO勝ち。通算成績は大五郎が1勝(1KO)、ジラウが7勝(4KO)3敗となった。
大五郎は初回から果敢にジャブを繰り出すと、2回には左右のコンビネーションでダウンを奪う。辛うじて立ち上がった相手をラウンド終盤にロープ際へ追い詰め、連打したところでレフェリーがストップ。TKO勝利となった。
興行メインを務めたデビュー戦でKO勝利した大五郎は「練習でやってきたことを出せるよう、やってきた。ジャブが生きたかなと思います」と笑顔。「世界への一歩なのか、まだまだですが、とりあえず親を超えられるように、世界しか狙っていないので頑張ります」と力強く誓った。
大成ジムの看板選手で2度世界挑戦した加納陸が引退式を行った直後の試合で、勝利した大五郎。父も果たせなかった世界挑戦、世界奪取への旅が始まった。
◆丸元 大五郎(まるもと・だいごろう)2002年8月10日、兵庫・三田市生まれ。22歳。父の影響で小学1年からボクシングを始め、中学時代はU15全国大会3連覇。興国高から大商大へ進み、23年に国体3位、全日本選手権3位。24年度の関西リーグMVP。身長178センチ、右ボクサーファイター。