【フィギュアスケート】国別対抗戦日本準V “りくりゅう”は自己最高点で1位 ミラノ五輪へ手応え

2025年4月20日(日)4時55分 スポーツニッポン

 ◇フィギュアスケート世界国別対抗戦最終日(2025年4月19日 東京体育館)

 ペアのフリーで、世界選手権優勝の“りくりゅう”こと三浦璃来(23)、木原龍一(32)組(木下グループ)が自己ベストの145・06点をマークし、1位だった。合計点226・05点も含め全て自己最高点で今季を締めくくった。女子フリーの坂本花織(25=シスメックス)は145・00点で3位、千葉百音(19=木下アカデミー)は138・52点で5位だった。4大会ぶり3度目の頂点を目指した日本は2位。米国が2大会連続6度目の頂点に立った。

 全力を尽くしたりくりゅうは、演技後しばらく動けなかった。大きなミスなく滑り切った今季最終演技は自己最高得点。序盤の3連続ジャンプは回転不足となったが意地で着氷。スロー3回転2本とも降り、3つのリフトは全て最高のレベル4でそろえた。

 SP、合計と合わせて全て過去の記録を塗り替え、木原は「積み上げたことを評価していただいてうれしい」と実感を込め、三浦も「練習はうそをつかない」と語った。

 プレ五輪イヤーに世界の頂点に返り咲き、今大会で自己記録も上積み。最高の形でシーズンを終えた。金メダルを狙うミラノ・コルティナ五輪は強敵のロシア勢が予選をクリアすれば参戦するが、木原は「どのオーダー(演技の構成順)が一番気持ち良くやれるのか。頭の中で分かっている。2年間かけていろいろ挑戦してきた。確実に答えは出た」と自信を口にする。勝負の来季へ向け、真の世界一を目指す戦いが始まる。

 ≪坂本感謝の3位≫坂本は米国勢に次ぐ3位に終わった。連続ジャンプや3回転ループで回転不足を取られるミスもあったが、手拍子に乗って軽やかに滑り観衆を魅了。力を尽くし「みんなの応援があったから頑張れた」と仲間に感謝した。3月の世界選手権で4連覇を逃しながらも、チャレンジャーの立場に戻り「逆にこれで良かった」という日本女子のエース。つかの間の休息を挟んで五輪シーズンに臨む。

スポーツニッポン

「フィギュアスケート」をもっと詳しく

「フィギュアスケート」のニュース

「フィギュアスケート」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ