神戸DF本多勇喜が捨て身ブロックでチーム救う「たまたま目の前にあった」指揮官は“MVP”選出
2025年4月20日(日)19時53分 スポーツニッポン
◇明治安田J1リーグ第11節 神戸1-0町田(2025年4月20日 ノエスタ)
神戸DF本多勇喜(34)がビッグプレーでチームを救った。
0—0の前半46分、左右に振られ、最後は至近距離で放たれた町田FW藤尾のボレーシュートをゴールライン上でブロック。「たまたま目の前にありました」と謙遜したが、90分間通じたハイパフォーマンスに吉田孝行監督も「きょうの試合は全員がMVPだと思いますが、あえて1人選ぶなら本多かな」と称えた。
前節・川崎F戦で打撲したDFトゥーレルに代わって、今季初めてセンターバックでフル出場。1メートル73と小柄ながら抜群の身体能力と冷静さで、1メートル94の町田FWオ・セフンに仕事をさせなかった。名古屋戦(2月22日)で肉離れを患い、約1カ月離脱したが、その影響はもうない。
4月は5試合2失点。それでも本多は「ピンチはあったので、そこはもう一度見つめ直していかないといけない。まだまだ順位が上ではないので突き詰めて、一戦一戦戦っていきたい」という。淡々と、黙々と、自らのタスクをこなす仕事人がいるチームは強い。