スピードスケート新濱立也が顔面骨折...自転車トレ中に交通事故 ミラノ五輪へ影響か

2025年4月20日(日)5時0分 スポーツニッポン

 スピードスケート男子500メートル日本記録保持者で22年北京五輪代表の新濱立也(28=高崎健康福祉大職)が19日、沖縄・石垣島での個人合宿中の16日に交通事故に遭ったことを明らかにした。自身のインスタグラムなどを更新して、顔や膝を負傷し、救急搬送されたと報告。病室のベッドに横たわる写真を添え「命に別条はなく、意識もはっきりしており、元気にしています」などとつづった。

 新濱は自転車によるロードトレーニング中に一般車両と衝突した。石垣島の初期診断では、左結膜下出血、左顔面・両上肢・右臀部(でんぶ)の擦過創、左膝部挫創、全身打撲傷のほか顔面の左上顎(がく)骨壁と左頬骨(きょうこつ)を骨折。さらに左膝蓋(しつがい)骨折の疑いがあったが、都内の精密検査で左膝は骨折していないことが判明した。

 現在は都内の病院に入院している。顔の整復手術が必要で、さらなる精密検査を行って治療方針を決める。左膝部の裂傷は縫合処置が施されており、1カ月ほどで一部トレーニングを再開見込みという。昨年3月にも練習中の転倒で腰椎を骨折し、約1カ月ほぼ寝たきりの生活を送った。インスタグラムに「ご心配をおかけしてしまい、本当に申し訳ありません。今は一日も早く氷上に戻れるよう、前を向いて頑張ります」と記した。

 日本スケート連盟も報告を受けており、伊東秀仁副会長は「一報を受けたときはびっくりしたが、膝を骨折していなかったことが不幸中の幸い」と語った。メダルを目指す来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪への影響が懸念されるが、早期回復に努めていく。

 ◇新濱 立也(しんはま・たつや)1996年(平8)7月11日生まれ、北海道別海町出身の28歳。高崎健康福祉大卒。3歳でスケートを始め、釧路商3年時に全国高校選手権500メートル、1000メートルで2冠。19年3月に現日本記録の33秒79をマークした500メートルでは、20年世界距離別選手権銅メダル、22年北京五輪20位、24〜25年はW杯で1勝、種目別総合3位。24年5月にカーリング女子ロコ・ソラーレの吉田夕梨花との結婚を発表。1メートル83、91キロ。

スポーツニッポン

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