スピードスケート新濱立也、交通事故に巻き込まれ大ケガ「命に別状はなく」も顔面骨折 石垣島合宿中に
2025年4月19日(土)17時6分 スポーツニッポン
スピードスケート男子短距離の新濱立也(28=高崎健康福祉大職)が19日、自身のインスタグラムで、16日に沖縄・石垣島での個人合宿中に交通事故に巻き込まれたことを明かした。顔と膝を負傷し、現在は都内の病院に入院して治療を受けているという。
新濱は「皆さんへご報告です。4月16日、石垣島での個人合宿、トレーニング中に交通事故に巻き込まれ、救急搬送されました。現在は東京都内の病院に入院し、治療を受けています」と報告。
病院のベッドに横たわる画像を投稿したが、左膝には包帯が巻かれ、顔や左腕には痛々しい傷が。「顔と膝にケガを負いましたが、命に別状はなく、意識もはっきりしており、元気にしています。これから検査や手術を受けて、回復に向けてしっかりと治療に専念していきます」と現状を明かした。
そして「応援してくださっている皆さま、関係者の皆さまにはご心配をおかけしてしまい、本当に申し訳ありません。今は一日も早く氷上に戻れるよう、前を向いて頑張ります。引き続き、あたたかく見守っていただけたら嬉しいです」とメッセージを送っている。
新濱の公式サイトでは負傷箇所などを説明。自転車でのロードトレーニング中に一般車両との接触事故に巻き込まれたとし、救急搬送された石垣島の病院での初期診断では「左結膜下出血 左上顎骨壁骨折 左類骨骨折 左顔面・両上肢・右殿部の擦過創 左膝蓋骨折の疑い/左膝部挫創 全身打撲傷」と確認。その後東京で精密検査を受けた結果、「左膝蓋骨折の疑いは無くなりました。顔の骨折に関しましては、さらなる精密検査により治療方針が最終決定される予定です」と伝えた。
現在は「意識は明瞭で、会話・判断にも支障はなく、落ち着いた状態を保っています」と新濱の状況を説明し、「顔面の骨折については手術による整復が必要とされており、準備を進めております」「左膝部の裂傷は縫合処置が施されており、回復状況に応じて今後の処置が行われます。(1ヶ月近くで一部トレーニングを再開出来る見込み)」「その他の損傷についても、精密検査を通じて適切な治療・リハビリを実施してまいります」とした。
新濱は2020年の世界選手権スプリント部門を制覇し、19〜20年はW杯男子500メートルで種目別総合優勝を果たした。22年北京冬季五輪では500メートルで20位、1000メートルは21位。昨年5月、北京冬季五輪のカーリング女子で銀メダルを獲得したロコ・ソラーレの吉田夕梨花(31)との結婚を発表した。