アタランタがミラン相手に“シーズンダブル”達成!…華麗な崩しからエデルソンが決勝点
2025年4月21日(月)5時43分 サッカーキング
敵地でミランを下したアタランタ [写真]=Getty Images
今シーズンは開幕当初から不安定な戦いが続いているミラン。昨年12月末にはパウロ・フォンセカ前監督を解任し、セルジオ・コンセイソン監督を招へいしたが、チーム状況が大きく上向くことはなく、前節終了時点で勝ち点「51」の9位に低迷している。そんな中、今節ホームに迎えるのはアタランタ。昨シーズンのヨーロッパリーグ(EL)王者は今シーズンも順調に勝ち点を積み重ねており、インテルとナポリに次ぐ3位につけている。第29節からは3連敗を喫したものの、前節はボローニャに完封勝利を収めた。ともに連勝を目指す一戦はどちらに軍配が上がるだろうか。
序盤は互いに相手の守備組織を崩すことができず、アタランタのエデルソンが両チーム通じて最初のシュートを放つまでに20分の時間を要する。ボールを保持し、トランジションの局面でも優位に立つアタランタは前線のアデモラ・ルックマンやマテオ・レテギ、右サイドに開いたフアン・クアドラードらにボールを集めるが、決定機を作り出すまでには至らない。
対するミランは44分、右サイドから中央へ持ち運んだアレックス・ヒメネスが前方へ鋭い縦パスを送り、これを収めたルカ・ヨヴィッチが巧みなターンから左足を振り抜くも、シュートは枠を捉えることができず。前半はこのままスコアレスで終了する。
後半の立ち上がりはミランがいくつかチャンスを作る。51分にはセカンドボール回収後の二次攻撃からタイアニ・ラインデルスがフィニッシュに持ち込み、こぼれ球に詰めたフィカヨ・トモリがロングシュートを放ったが、いずれも枠を捉えられず。一方のアタランタは62分、レテギのポストプレーから左サイドへ展開し、持ち上がったルックマンがカットインから柔らかいクロスを供給。ファーサイドでラウル・ベッラノーヴァが折り返し、最後はエデルソンがダイビングヘッドを叩き込んだ。見事な崩しからアタランタが先制する。
先制したアタランタは74分、マリオ・パシャリッチのスルーパスでボックス内左へ抜け出したルックマンがグラウンダーで折り返し、これにレテギが飛び込む。決定的な形を作ったが、ストラヒニャ・パヴロヴィッチのカバーに阻まれ追加点とはならない。1点を追うミランはジョアン・フェリックスやサンティアゴ・ヒメネスらフレッシュな選手を投入するが、なかなか攻撃のテンポが上がらない。試合はこのまま終了し、アタランタがミラン相手にシーズンダブルを達成した。
次節、ミランは27日にアウェイでベネツィアと、アタランタは25日にホームでレッチェと対戦する。
【スコア】
ミラン 0−1 アタランタ
【得点者】
0−1 62分 エデルソン(アタランタ)