「今までの誕生日で一番うれしかった」51歳鬼木監督、初めて誕生日の白星で鹿島がJ最速600勝王手
2025年4月21日(月)6時30分 スポーツ報知
試合を見守る鹿島・鬼木達監督(カメラ・朝田 秀司)
◆明治安田J1リーグ▽第11節 岡山1—2鹿島(20日・JFEス)
鹿島は岡山に2—1で勝って3位浮上。鬼木達監督(51)にとって初の“バースデー勝利”で、Jクラブ最速の通算600勝に王手をかけた。
鹿島が連敗を3で止め、4戦ぶりの白星をつかんだ。リーグ最多8ゴールのFWレオセアラを負傷で欠くなどけが人が続出する中、0—1の後半に鮮やかに2得点を奪って勝利。監督キャリア9年目で自身初の“バースデー勝利”となった鬼木監督は「今までの誕生日の中で一番うれしかったです」と笑みをこぼした。
采配がさえた。0—1で後半を迎えることになったが、指揮官は「何も恐れることはない。続けていくぞ」と指示。後半5分にMFチャブリッチのゴールで追いつくと、投入から1分後の同28分にMFターレスブレーネルが決勝点を挙げた。最後は5バックに切り替えて逃げ切りに成功した。
チームはJ最速の600勝到達に王手をかけ、次節は1993年に記念すべき1勝目を挙げた相手・名古屋をホームに迎える(25日・カシマ)。選手から「鬼さん」の愛称で親しまれる指揮官は「ここからです」と気を引き締めた。(岡島 智哉)