井上尚弥とのスパーで磨いた石井渡士也が日本王座決定戦へ 無敗の全勝の福井勝也と激突…22日ゴング

2025年4月21日(月)17時55分 スポーツ報知

日本スーパーバンタム級王座決定戦に臨む石井渡士也(左)と福井勝也(カメラ・勝田 成紀)

◆プロボクシング ▽日本スーパーバンタム級(55・3キロ以下)王座決定戦10回戦 同級1位・石井渡士也—同級2位・福井勝也(22日、東京・後楽園ホール)

 日本スーパーバンタム級王座決定戦の前日計量が21日、都内で行われ、同級1位・石井渡士也(RE:BOOT)と同級2位・福井勝也(帝拳)がともにリミットより100グラム軽い55・2キロでクリアした。

 石井は今月上旬、5月4日(日本時間5日)に米ラスベガスで防衛戦を控えた世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)のスパーリングパートナーを務め、4ラウンド拳を交えた。「(石井の試合前)ラストスパーだったので気持ちが入っていた。井上選手と試合前にそういう緊張感で出来たのは大きかった。その後には合同練習にも参加させてもらって、メンタルトレーニングにもなった。すごくよかった」。大一番を控えた井上と共有した時間が、収穫になった。

 23年10月に同級王座に挑戦したが下町俊貴(グリーンツダ)と0—1で引き分けてタイトル獲得ならず。2度目のチャンスに「すごく体調がいいので、自信はすごくある。プレッシャーをかけて相手を崩していって、自分からしっかりボクシングを作っていきたい」と意気込んだ。

 福井はタイトル初挑戦。「(計量後の写真撮影で)ベルトを見たら、かっこいいと思った。欲しいですね」と目を輝かせた。デビュー以来無敗のまま、9戦目での王座挑戦。同門の元IBF世界スーパーフェザー級王者・尾川堅一(帝拳)らとスパーリングを重ねてきた。将来的には日本王座の先を見据えているが「まずは(日本王座を)取らないといけない。帝拳ジムの先輩方が日本のベルトを巻いているのを見てきているので、自分もそうなりたい」と尾川らも巻いた日本王者のベルト奪取を誓った。

 戦績は、石井が11戦8勝(5KO)1敗2分け、福井が8戦8勝(6KO)。

 試合はLeminoでライブ配信される。

スポーツ報知

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