ド軍監督 緊急降板のグラスノーは「日曜日先発すると思う」ほっと一安心 産休明けの大谷合流で白星
2025年4月21日(月)7時29分 スポーツニッポン
◇インターリーグ ドジャース1−0レンジャーズ(2025年4月20日 アーリントン)
ドジャースの大谷翔平投手(30)が20日(日本時間21日)、敵地でのレンジャーズ戦に「1番・DH」で先発出場。産休明け初戦で3打数無安打と「パパ1号」はお預けとなったが、決勝点につなげる四球を選び、チームの勝利に貢献した。
相手先発のマーレは今季3勝0敗、防御率0.92という難敵。特に左打者に対しては、試合前時点で28打数2安打、打率.071だった。その右腕に対し、大谷は5回までの3度の打席はいずれも凡退。それでも、0—0の8回だった。無死一塁の場面で日本ハム時代の同僚でもあったマーティンから、四球を選びチャンスを拡大。1死一、三塁からフリーマンの左犠飛での勝ち越し点を呼んだ。この1点を7投手の継投で守り切り、敵地で白星を奪った。また、先発のグラスノーは5回途中で緊急降板。球団発表では「下肢のけいれん」と診断された。
試合後、大谷の取材対応はなかったが、デーブ・ロバーツ監督が対応した。以下、同監督との一問一答から。
——8回の攻撃
「うまく得点を生み出したイニングだった。ウィル(スミス)が代打で出塁し、ムーキーがいい仕事をして三塁に進めてくれた。そしてフレディが還した。安打を最大限に生かし、幸運にも勝利を挙げられた」
——グラスノー降板後、ブルペンがよかった
「ブルペンは今年ずっと素晴らしい仕事をしてくれている。明日は休養日でリセットできるのはありがたい。タイラーはいい投球をしていたと思っていたが、突然足がつってしまった。あのタイミングで彼を危険な目に遭わせたくなかった。幸運なことに、おっしゃる通り、今夜はブルペンが大活躍してくれた」
——グラスノーの状態
「彼が予定通り、(来週)日曜日のホームゲームで先発すると思う。去年もちょうどこの時期に同じことがあったのを覚えている。ピクルスジュースか水か何かを飲んだおかげかのせいか分からないが、トロントでの試合以降は特に影響はなかった。今回もこれが一度きりの出来事だと願っている」
——大谷はどうだったか
「積極的過ぎた。2日間休んでいたせいもあり、今日はちょっと力みがあったんだと思う」
——エナジーはどうだったか
「よかったと思う。彼は(疲れなどは)見せず、毎日同じエナジーで現れる」
——赤ちゃんについて話はしたのか
「していない。試合開始前におめでとうと言っただけだ」
(取材・杉浦大介通信員)