WBO-AP王者・村田昴 5・20に元世界王者・小国以載と対戦 10連続KOへ「チャンスあれば狙う

2025年4月22日(火)14時34分 スポーツニッポン

 プロボクシング元WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪氏(34)が代表を務めるトレジャー・ボクシング・プロモーション(TBP)が22日、都内で会見し、5月20日に東京・後楽園ホールで自主興行「TREASURE BOXING PROMOTION 8」を開催すると発表。メインイベントのスーパーバンタム級ノンタイトル10回戦ではWBOアジア・パシフィック(AP)同級王者・村田昴(すばる、28=帝拳)が元IBF世界同級王者・小国以載(36=角海老宝石)と対戦する。

 元アマ全日本王者の村田は昨年10月のWBO—AP同級王座決定戦で山崎海斗(六島)との日本人対決に9回TKO勝ちし、同王座を獲得。今年2月には挑戦者で同級1位ジョセフ・アンボ(28=フィリピン)を2回KOで下し初防衛に成功。ベテラン小国戦へ「元世界チャンピオンでキャリアも長い選手。とても楽しみでワクワクしている」と高揚感を口にした。

 アマチュア時代の17年9月には、小国の岩佐亮佑(セレス)戦前にスパーリングパートナーを務めた。「経験が豊富。小国選手のペースに飲まれずやっていきたい」と警戒する。ここまで9戦全KO勝利とパーフェクトレコードを継続させており「力んで大振りになってしまうと流れを持っていくのも上手だと思う。冷静に戦って、チャンスがあれば狙っていきたい」と10連続KOを力強く見据えた。

 伊藤代表によると、小国が今後ランキング入りすれば、WBO—AP王座防衛戦にも昇格する可能性もあるという。将来的な世界挑戦への試金石となる一戦へ「しっかりとした内容でクリアして、その先に見据えてやっていけたら」と力強く話した。

 対する小国は今月10日にジョンジョン・エストラーダ(比)と試合を行ったばかり。1回終了TKO勝ちし「そんなパターンあんねや(笑い)」と不完全燃焼だったことを明かしながら「試合が終わってすぐなので減量はスムーズ。良い感じにできている」と好調をアピール。

 17年9月の世界戦以来、約7年8カ月ぶりのサウスポーとの対戦となる村田戦には「えっ?(村田は)左っすか!?」とお決まりの小ボケを挟みながら「プロにアジャストして倒すボクシングもする選手で楽しみ。勝ったら伊藤代表に面白い試合を組んでいただきたい」とベテランの意地を見せる構えだ。

 予定されている当日の対戦カードは以下のとおり。

 ▽スーパーバンタム級10回戦—村田昴(帝拳)VS小国以載(角海老宝石)

 ▽51・5キロ契約10回戦—谷口将隆(ワタナベ)VSコンドル稲葉(ピューマ渡久地)

 ▽121ポンド契約6回戦—ドニー・ニエテス(フィリピン)VS池側純(角海老宝石)

 ▽121ポンド契約8回戦—細川兼伸(ワタナベ)VSエイドリアン・アルバラード(米国)

 ▽スーパーフライ級8回戦—馬場龍成(EBISU K’sBOX)VS熊谷祐哉(M・T)

 ▽女子アトム級6回戦—鎌田真央(升田)VS山田夏冴(セレス)

 対戦カードは変更となる場合も。興行はU—NEXTで独占ライブ配信される。

スポーツニッポン

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