元世界王者・谷口将隆「このままだと後悔する」5・20に再起戦 元世界4階級制覇王者ニエテスも参戦
2025年4月22日(火)16時24分 スポーツニッポン
プロボクシング元WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪氏(34)が代表を務めるトレジャー・ボクシング・プロモーション(TBP)が22日、都内で会見し、5月20日に東京・後楽園ホールで自主興行「TREASURE BOXING PROMOTION 8」を開催すると発表。元WBO世界ミニマム級王者の谷口将隆(31=ワタナベ)がセミファイナルの51・5キロ契約回戦でコンドル稲葉(30=ピューマ渡久地)と対戦することが決まった。
谷口は昨年12月のIBF世界ライトフライ級2位決定戦でタノンサック・シムシー(タイ)に僅差判定で敗れて以来、約5カ月ぶりの再起戦。敗戦後は「引退も考えた」ことを明かしたが「一番最初にボクシングをやちた気持ちが一番に出てきた。このまま終わったら後悔すると思ったのでその決断に至った」と再起を決意した。
プロモートする伊藤代表から「タノンサック戦でまた(世界で)できると証明してくれた。また世界を目指してくれると思うので期待している」と奮起を促された谷口は「(ジャッジへの)見栄えの悪さなど、前回学んだことを次の試合でブラッシュアップできたら」と決意を述べた。
また同興行では元4階級制覇王者ドニー・ニエテス(42=フィリピン)が121ポンド契約6回戦に出場。前WBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(36=志成)らとの対戦経験もあるベテランはビデオメッセージを寄せ「自分にとって年齢は関係ない。ずっと練習をしているしまだまだやれると信じている。チャンスがあれば5階級制覇を達成して母国の誇りになりたい」とアピール。バンタム級ではWBO王者・武居由樹(28=大橋)との対戦を目指しているという。
ニエテスと対戦する日本スーパーバンタム級5位の池側は「キャリアもあって強い選手だが、自分のボクシングをしたら負けることはない。タイトルマッチに向けてしっかり準備していけたら」と必勝を誓った。
予定されている当日の対戦カードは以下のとおり。
▽スーパーバンタム級10回戦—村田昴(帝拳)VS小国以載(角海老宝石)
▽51・5キロ契約8回戦—谷口将隆(ワタナベ)VSコンドル稲葉(ピューマ渡久地)
▽121ポンド契約6回戦—ドニー・ニエテス(フィリピン)VS池側純(角海老宝石)
▽121ポンド契約8回戦—細川兼伸(ワタナベ)VSエイドリアン・アルバラード(米国)
▽スーパーフライ級8回戦—馬場龍成(EBISU K’sBOX)VS熊谷祐哉(M・T)
▽女子アトム級6回戦—鎌田真央(升田)VS山田夏冴(セレス)
対戦カードは変更となる場合も。興行はU—NEXTで独占ライブ配信される。