【NISA投信グランプリ2025・世界株部門】最優秀賞は複数テーマで運用する「野村未来トレンド発見ファンドBコース(為替ヘッジなし)[愛称:先見の明]」!
2025年4月23日(水)21時0分 ダイヤモンドオンライン
【NISA投信グランプリ2025・世界株部門】最優秀賞は複数テーマで運用する「野村未来トレンド発見ファンドBコース(為替ヘッジなし)[愛称:先見の明]」!
第3回となる「ダイヤモンド・ザイNISA投信グランプリ2025」では、新NISAで買える好成績のアクティブ投資信託を表彰。「1.どれだけ上がったか(上昇率)、2.どんな時も下がらない(下がりにくさ)、3.ずっと優等生(成績の安定度)」の3つの基準で、完全な実力主義で評価。「個人投資家にとって本当にいい投資信託」にこだわっているのが特徴だ。全7部門のうち、「世界株部門」の受賞投資信託6本を紹介する。
6本はいずれもオルカンを上回る好成績!
世界株型は、先進国から新興国まであらゆる国が投資対象。日本や米国以外の魅力的な銘柄も組み入れる。成績のいい投資信託は、独特の運用スタイルが目立った。最優秀賞の「先見の明」は、複数テーマに投資するマルチテーマ型。高い成績を上げながら、下がりにくさでも優れた実績を残した。また、テーマ部門で最優秀賞となった「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」は、半導体株だけに集中投資する。5年の成績は5.7倍に上昇と全ジャンルの中でも群を抜いていい。選出された6本は、いずれもオルカンを上回る好成績を上げている。スパイスとして分散投資の一つに加えるのも手だ。
※「オルカン」は三菱UFJアセットマネジメントの「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の略称。
複数のテーマを設定し時流に合わせて入れ替える「野村未来トレンド発見ファンドBコース(為替ヘッジなし)[愛称:先見の明]」
◆テーマ入替の柔軟な運用で好成績と安定性を兼ね備える!
長期で市場成長が見込める複数の投資テーマを設定して運用。投資テーマは主に3つの条件に注目する。(1)新たな価値を創造している、(2)新興国へのトレンドの広まりから恩恵を享受できる、(3)社会構造の変化に対応している、だ。いずれかに当てはまれば、市場拡大とともに業績の伸びが期待できる。
現在は8テーマが設定され、大きく高成長型と安定成長型に分かれる。「AI/ビッグデータ」や「テクノロジーの社会への普及」は高成長が期待できる反面、値動きも激しい。一方、「高齢化社会」、「確立されたブランド価値」、「人口ボーナス」は安定成長タイプ。そして「IoT/生産回帰」は中間に位置する。テーマスペシャリストが30〜50銘柄でバーチャル運用しており、その中から魅力的な銘柄を投資信託に組み入れる。分配金は成績に応じて年に1回。2023年11月は700円、2024年11月は1100円だった。
テーマの比率は均等ではなく、バーチャル運用の結果や、相場動向によって変化する。例えば、成長株が強い相場だと判断したら、「新技術」や「AI/ビッグデータ」の銘柄比率が多くなる。また、時流に合わせテーマそのものの入れ替えを行う。こうした柔軟な運用により攻守両面で優れた実績を収め、最優秀賞の受賞に至った。
(1)上がったかは、各期間とも世界株の指数を大きく上回り、5年・3年は90点台後半の高得点。とりわけ5年以上の上昇率は157.2%と高く、世界株指数のACWIの139.1%を18.1ポイントも上回る。一方で、(2)下がりにくさの基準となる最大下落率は世界株安と円高が急伸した2022年12月までの1年でマイナス12.4%と、平均と比べて約10ポイントも小さい。
さらに際立ったのが(3)成績の安定度だ。その時々でテーマ比率が変化する柔軟な運用により、5年間いずれの年も上位50%以内に。特に2023・2024年は上位15%の高順位で、(3)は92.6点の高得点をつけた。どんな相場にも強いことを表しており、安心して持ちやすい。
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