町田ゼルビア、基準日終了直後の選手放出で…ホームグロウン制度に異論続々

2025年4月23日(水)6時36分 FOOTBALL TRIBE

町田ゼルビア 写真:Getty Images

 Jリーグは22日、各クラブの2025シーズンのホームグロウン選手の人数を公式発表。町田ゼルビアは最少人数の「4」となっているが、保有期限終了後にGKバーンズ・アントをロアッソ熊本へ育成型期限付き移籍により放出しているだけに、以前からホームグロウン制度の改定を求める声があがっている。


 現行のホームグロウン制度では、カウント基準日は初回の登録ウィンドウ終了日までであり、2025シーズンの場合だと第1登録期間最終日の3月26日まで。町田は同日の時点でホームグロウン対象選手を4名抱えていたが、2日後に対象選手であるアントを熊本へ放出している。


 基準日後の対象選手放出であるだけに、Jリーグは町田に対してA契約枠の減少などの罰則を科していない。町田は今後1年間、A契約1枠を維持することが可能となっているが、こうした抜け道とも言えるやり方に対して、ネット上では否定的な意見が湧き起っている。


 また、一部からはホームグロウン制度の基準日を見直す声も。基準日終了直後の対象選手放出といった行為を禁止するよう求めるなど、同制度の改定を望む声が相次いでいるだけに、Jリーグには制度の見直しが求められそうだ。


 クラブが選手育成に注力し、アカデミーの現場を変えることを目的に導入されたホームグロウン制度。対象選手は「12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、特定のJクラブの第1種、第2種、第3種または第4種チームに登録された期間の合計日数が990日以上」と定義されている。

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