「記者会見での不適切な発言について深くお詫び」…「ONE」が「SB」との和解成立を発表…3・23さいたま「海人vs.グレゴリアン」試合中止「騒動」
2025年4月23日(水)6時34分 スポーツ報知
ONEのチャトリCEO
格闘技イベント「ONE Championship」は23日までに「ONE Championshipとシュートボクシング協会の和解成立に関する声明」を発表した。
これは「ONE 172 武尊vsロッタン」(23日、さいたまスーパーアリーナ)でシュートボクシングのSBスーパーウエルター級王者・海人とマラット・グレゴリアンのフェザー級キックボクシングが22日の試合前日の計量でグレゴリアンが計量失敗などで試合が中止となり、「ONE」のチャトリCEOが23日の大会後に試合を欠場した海人を誹謗(ひぼう)中傷。シュートボクシング協会は、謝罪と発言の撤回を公式声明で要求し、25日にチャトリCEOが公式声明で発言を撤回し謝罪する事態となった問題で「ONE」と「シュートボクシング協会」が和解したもの。
声明でONEは「この度、ONE Championshipは、「ONE 172: 武尊 VS ロッタン」開催後の記者会見における発言に関しまして、シュートボクシング協会並びに海人選手と直接会談の場を設け、誠意をもって協議いたしました」とし「シュートボクシング協会および海人選手に対しまして、記者会見での不適切な発言について深くお詫び申し上げるとともに、建設的な対話の場にご参加いただき、ご理解を賜りましたことに心より感謝申し上げます」と発表した。
続けて「本件につきましては、計量および試合実施に関するプロセスにおいて、当事者間で認識の相違が生じており、結果として不本意な誤解を招くこととなりました。今回の対話を通じて、両者の立場と見解を共有し、相互理解を深めることができました。今後はこのような認識の齟齬が生じないよう、大会前のルールやプロセスの確認をより徹底し、明確なコミュニケーション体制を構築していくことで合意いたしました」と明かした。
さらに「ONE Championshipは、シュートボクシング協会との建設的な関係を大切にしております。今後も格闘技の国際的発展と、優れた日本人選手の世界的活躍の機会創出という目標に向け努力を続けて参ります。ONE Championshipは、すべての選手が公正な環境で競い合えるよう、一貫したルール適用と透明性のある大会運営を堅持して参ります。今回の対話から得た知見を活かし、格闘技の国際的発展と選手の安全確保の両立に向け、より一層の努力を重ねて参ります。 今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」と発表した。