パナソニック・定本拓真 9回1失点完投勝ち 最速153キロ右腕の好投で予選リーグ初戦を白星発進

2025年4月23日(水)18時6分 スポーツニッポン

 ◇JABA長野大会 パナソニック5—1伏木海陸運送(2025年4月23日 長野オリンピックスタジアム)

 パナソニックが5—1で快勝し、JABA長野大会予選リーグを白星発進した。先発した最速153キロの定本拓真投手(24)が、8安打を浴びながらも粘り強い投球を見せ1失点完投。今季は投手陣の柱として期待される右腕が、真価を発揮した。

 「完投できたのは良かったですが、内容としては悪かった。その中で後半になるにつれて修正できたのは良かったですし、唯一の収穫だと思います」

 決して本調子ではなかったが、要所を締めた。初回2死満塁では、カウント2—2から外角低めに直球を投げ込み空振り三振。2回も1死一、二塁を招いたが、冷静に後続を打ち取った。「上半身が突っ込み気味だった」ことを感じ取り、イニングを重ねるごとに修正。従来よりも右足に重心を置くことを意識した中盤以降は、直球、変化球とも精度が高まった。

 先週開催されたJABA岡山大会では全3試合に救援登板。大会終了後、首脳陣から「長野は先発で行く」と伝えられたことで、先発調整に切り替えた。ブルペンでは投球数を増やしただけでなく、「いつも以上にバッターを意識しました」と試合を想定。この日の一戦に間に合わせた。

 「(次回先発する際は)きょうは四球を出したので、初回の先頭を大事にしたい。そこを乗り切れば、自然と乗ってくると思う。先頭への入りは難しいですが、そこに一点集中するぐらいの気持ちでやっていきます」

 予選リーグでの残り2試合での登板に備えつつ、27日からの決勝トーナメントへ向けても調整していく。文字通りのフル回転を誓う入社3年目。チームの勝利のために、ベストを尽くす。

スポーツニッポン

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