エドマン 風の街で両軍計6発の乱打戦に「ここに来ると予期していた」今永からリーグトップタイ8号
2025年4月23日(水)13時39分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース10—11カブス(2025年4月22日 シカゴ)
ドジャースのトミー・エドマン外野手(29)が22日(日本時間23日)、敵地でのカブス戦に「5番・中堅」で先発出場。3試合ぶりの一発となるリーグトップタイの8号3ランを放つなど2安打4打点の活躍を見せた。しかし、チームは今季24試合目で初の2桁得点を奪ったが、土壇場の9回に追いつかれて延長10回に今季2度目のサヨナラ負け。同率で並んでいたパドレスが勝利したため、首位から陥落した。
初回、先頭・大谷が相手失策で出塁すると、1死からT・ヘルナンデスが左前打で続き2死一、二塁の好機で打席を迎えた。エドマンは相手先発・今永の2球目、92・4マイル(約148・7キロ)の直球を捉えバックスクリーンに先制3ラン。8号はパドレス・タティスと並びリーグトップタイに浮上した。
乱打戦となった一戦は、7回にフリーマンが左前へ2点適時打を放ち、逆転に成功。さらにエドマンが右犠飛、スミスが適時打を放ち、リードを3点に広げた。チームは今季24試合目で初の2桁得点となった。しかし、勝利目前だった9回に抑えのスコットがアマヤに同点ソロを被弾。タイブレークの延長10回無死二塁では7番手のデービスが初球を右前へ運ばれて痛恨のサヨナラ負けを喫した。
ミシガン湖から強い季節風が吹き「ウインディー・シティー(風の街)」と呼ばれるシカゴ。両軍計6本塁打が飛び交った試合について、エドマンは「リグリーでは長年、クレイジーな試合を数多く経験してきた。特に今日のように風が強い時はそうなりがち。ここ1週間、(カブスは)ここでワイルドな試合をたくさんこなしてきた。だからここに来るとそうなると予期していた」と振り返った。外野を守るのが難しいかと問われると「そんなにひどくはないよ。風が吹いているときには少し深く守らなければいけない。ボールは思ったより少し飛ぶかもしれない」と説明した。
今永から一発を含む2安打を放ったことには「彼は相手のバランスを崩すのがうまいから、(打つ)球種を選んでそれを狙い抜く必要がある。今日はいい仕事ができたと思う」と振り返った。
9回のアマヤの打球が本塁打になったのは驚いたかと振られると「バスケット(フェンス際の網)にはちょっとイライラさせられる。バスケットがなければ本塁打にはならなかった。球場の奇妙な形の部分。取れる気がしたけど、残念ながらギリギリで入った」と悔しそうに話した。