ア・リーグの新人王争いが混戦 伏兵から注目株となったのは菅野智之...オリオールズにとって欠かせない存在
2025年4月23日(水)7時25分 スポーツニッポン
大リーグ公式サイトがア・リーグの新人王争いが混戦だと報じている。好スタートを切った若手有望株たち、序盤から好成績を残す伏兵たち、今後出番を待つトッププロスペクトたちなど、色々な選手がいるが、その中から新人王の有力候補を3人を紹介している。
クリスチャン・キャンベル(22=レッドソックス)は8年総額6000万ドル(約85億4400万円)の契約を結び、開幕ロースター入り。主に二塁手としてプレーしつつ、左翼や中堅でも起用されており、打率・316、出塁率・418、長打率・500、3本塁打、1盗塁と存分に実力を発揮。4月21日(日本時間22日)時点でのWARは0・8と、新人の中で2位につけている。
ジャクソン・ジョーブ(22=タイガース)は先発ローテーションにおいて早くも頼れる存在となっている。20回を投げ10四球と制球には課題を残しているが、防御率2・70とまずまずの数字。スライダーに至っては被打率・105(19打数2安打)と圧倒的で、シンカーとカーブも評価が高い。
ジェーコブ・ウィルソン(23=アスレチックス)は23年ドラフト全体6位指名の遊撃手。開幕から絶好調で、開幕21試合で打率・354、6二塁打、10打点と高い数字を残し、WARでは新人トップに立っている。
一方で伏兵として注目されているのは以下の3人だ。
キャメロン・マイズナー(27=レイズ)は無名の外野手だったが、打率・360、3本塁打、OPS1・064と、強力なレイズ打線の中でも際立っている。昨年終盤にメジャーデビューし、15打数1安打に終わったが、今季は完全に別人のような活躍を見せている。
ショーン・スミス(25=ホワイトソックス)はここまでの4試合に先発し防御率2・82、WHIP0・94と抜群の安定感を発揮。特に4月8日のガーディアンズ戦で見せた6回2安打無失点の投球はそのポテンシャルを証明するものだった。
菅野智之(オリオールズ)は35歳で典型的な新人ではないが、今季のオリオールズにとっては欠かせない存在だ。ここまで4試合に先発し防御率3・43。直近ではガーディアンズ戦で7回2失点と好投した。ケガ人続出で不安定なオリオールズの先発ローテーションにあって、菅野の安定感は非常に貴重となっている。