MLB公式がポジション別若手有望株のトップに佐々木朗希を選出、新人王争いでも断然の一番人気に

2025年1月25日(土)15時0分 ココカラネクスト

MLBでは未知数のルーキーながら、佐々木に対する期待は高いようだ(C)Getty Images

 MLB公式サイトは1月24日、ポジションごとのナンバーワン・プロスペクト(若手有望株)を選出した。各ポジション将来有望な金の卵が並んだが、右投手部門ではドジャースとマイナー契約を結んだ佐々木朗希が堂々の選出となった。

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「ポスティングされた瞬間から、ササキは我々のインターナショナル・プロスペクト・ランキングのトップに躍り出た。そしてドジャースと正式に契約。今では右投手のナンバーワンに登場した」

 世界が認めるポテンシャルの高さを、同サイトも保証した。「海外から移籍してくる選手で、ここまで騒がれたのは2017年オフのショウヘイ・オオタニ以来だろう」とも指摘。その間に鈴木誠也や吉田正尚、そして昨オフには山本由伸が歴代投手史上最高総額となる12年3億2500万ドル(約500億円)で海を渡ったが、周囲の注目度はそれ以上だという。

「102マイル(約164km)の速球を投げ、しかもそれをコーナーへと制球することができる」と右腕が最大の武器とする速球を評価。佐々木は2023年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界デビューを飾り、全米の野球ファンを驚かせたが、期待は高まるばかりだという。

 右投手部門のベスト10も詳細に紹介し、そちらでは球種別のトップも羅列した。佐々木は直球、そしてスプリットの2つでナンバーワンに選ばれた。

 さらに新人王候補にも言及。「どの球団と契約しようと、新人王へのフロントランナーを走り続けている。どんな球団の幹部も意見は一致だ。79%以上の幹部が、所属リーグにかかわらず、彼が新人王に最も近い立ち位置にいる」と伝えた。

 トッププロスペクトたちの多くはマイナー球団所属で、いつメジャーデビューするかは道筋がはっきりとは立てられていない。一方で佐々木については、ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長はすでに「我々の計画では先発投手として起用していく。開幕から投げていく」と起用方針を明言。キャンプやオープン戦での調整に問題がなければ、エンゼルス時代の1年目の大谷と同様に開幕直前にメジャー契約へと切り替えて、開幕から先発ローテーションの一角を任せることを視野に入れている。つまり、他のトッププロスペクトでは計算が立ちにくい出場機会が、現時点で確保されている点に新人王争いでの大きなアドバンテージがある。

 世界を驚かせるような巨額の契約金は手にしなかった。それでもメジャーのマウンドで1球も投げる前から、全米の野球関係者は、令和の怪物の潜在能力を信じて疑っていない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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