大谷翔平 1920年以降で史上初の珍記録樹立 米データ会社が紹介 MLB4位タイ11本塁打もソロ9発
2025年5月9日(金)16時42分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース3—5ダイヤモンドバックス(2025年5月8日 フェニックス)
ドジャースの大谷翔平投手(30)が8日(日本時間9日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場。9回の第5打席で2試合ぶりとなる11号を放ったが、チームは敗れカード初戦を落とした。
2—5の9回2死、勝利を確信する敵地スタンドからは「BEAT LA」(ドジャースを倒せ)コールが鳴り響いた。完全アウェーの中でフルカウントからの7球目、ギンケルの直球を捉えると、打球は中堅フェンスを越えスタンドイン。意地の一発で一矢報いた。この本塁打は打球速度112.9マイル(約181・7キロ)、打球飛距離426フィート(約129・8メートル)、打球角度22度を計測。6日(同7日)のマーリンズ戦の第3打席で放って以来、2試合ぶりの一発となった。
大谷はこの日を終えて11本塁打は両リーグ4位タイでトップに1本差に迫っている。21長打は同5位タイ、89塁打は同4位と素晴らしい成績を収めている。一方で16打点は同96位タイ。米データ分析サイト「オプタ」の公式Xは「5月以降で本塁打、長打、総塁打でトップ5入りしながら、打点で90位以下にランクインした選手は初めて(打点が公式記録になった1920年以降)」と投稿した。
ドジャースは下位打線が低迷しており、1番を打つ大谷の前に走者がたまらないのが課題。一方で大谷もここまでの得点圏打率が.143だ。本塁打も11本中ソロ本塁打が9本ということも打点が伸びない要因となっている。