確信バンザイ弾!大谷翔平が9回に決勝3ラン 2戦連発12号でついにMLBトップタイ浮上 乱打戦制す
2025年5月10日(土)13時55分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース14—11ダイヤモンドバックス(2025年5月9日 フェニックス)
ドジャースの大谷翔平投手(30)が9日(日本時間10日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場。9回の第6打席で2試合連発となる12号本塁打を放った。この一発が決勝打となり、チームは乱打戦を制した。
8—11の9回、フリーマンからの4連打で同点に追いつきなおも1死一、二塁で第6打席を迎えた。代わったばかりの救援右腕・トンプソンのスプリットを完璧に捉えると、大谷はバットを放り投げてバンザイ。本塁打を確信し、ゆっくりと一塁へ歩を進めた。
勝ち越しの12号3ランは打球速度113マイル(約181・9キロ)、426フィート(約129・8メートル)、打球角度26度を計測し、右中間に吸い込まれた。
12号はヤンキース・ジャッジ、フィリーズ・シュワバーらと並び、両リーグトップタイに浮上した。直近5戦4発で、39試合目で12本はシーズン162試合に換算すると49本ペース。今季も量産モードに入った。
大谷は前日8日(同9日)のダイヤモンドバックス戦で3点を追う9回2死から2試合ぶりとなる11号ソロを放った。
初回の第1打席は先頭で相手先発左腕・ロドリゲスのスライダーを捉え中堅フェンス直撃の二塁打。三進後、フリーマンの中犠飛で先制のホームを踏んだ。
この打球は飛距離423フィート(約128・9メートル)を計測。チェイスフィールドの中堅は約124メートルだが、フェンスが高いため、惜しくもスタンドインとはならず。“幻の12号”となった。
2—3の2回2死一塁の第2打席はロドリゲスの2球目、92・8マイル(約149・3キロ)の高め直球を振り抜くと、打球は左中間を破り、一塁走者・ロハスが生還。試合を振り出しに戻した。
第3打席は3回無死満塁の好機で空振り三振、5回2死の第4打席も空振り三振と2打席凡退した。8回の第5打席も右直だった。
チームは投手陣が誤算で最大5点あったリードを守れず、一時は8—11と劣勢に立たされた。それでも両軍合わせ26安打、25点、7発が飛び出した乱打戦を大谷が見事に締めた。