元Jリーガー山口聖矢 再起戦で圧巻初回TKO勝ち 幼なじみ尚弥から「調子乗っちゃだめだよ!(笑い)」
2025年4月22日(火)18時57分 スポーツニッポン
◇ボクシング東日本新人王ライト級4回戦 山口聖矢(大橋)《TKO1回3分4秒》栗原宗太郎(E&Jカシアス)(2025年4月22日 東京・後楽園ホール)
世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)の幼なじみで、元サッカーJ3相模原DFの山口聖矢(31=同)が東日本新人王ライト級4回戦で初回TKO勝ちを収め、再起を果たした。
尚弥や前WBA世界バンタム級王者・井上拓真(29=同)がリングサイドから声援を送る中、左ジャブで距離を保ちながら終了間際に強烈な右ショートを打ち込み一撃で試合を終わらせた。「ジャブは相当練習していた。ジャブが当たる距離になれば右が当たると思っていた」とデビュー戦以来のKO勝利に涼しい顔を浮かべた。
近日中に渡米予定の尚弥の前で再起に成功し、「出発前にせっかく来てくれたので、負けられなかった」と笑顔。囲み取材中には尚弥から「調子に乗っちゃだめだよ!帰ったら練習だよ!」と厳しいエール?を送られたが、「これで心置きなくベガス戦の応援ができるのでよかった」と安堵(あんど)した。
昨年7月の同大会2回戦で敗れた、昨年度全日本新人王の本多俊介(25=E&Jカシアス)へのリベンジを見据える上で、新人王優勝は絶対条件。「自分の経験値も踏まえて、優勝は狙っていかなきゃいけないと思う。(尚弥も)頑張れと言ってくれたので優勝を目指したい」と力強く宣言した。