町田ゼルビア藤尾翔太にくわえ…大物選手のPK前水かけ炎上「反スポーツ的行為」
2025年4月24日(木)8時50分 FOOTBALL TRIBE

町田ゼルビア所属FW藤尾翔太は、2024年の明治安田J1リーグ公式戦で「PK時の水かけ行為」を繰り返し、批判を浴びていたが、バルセロナ所属の大物選手もラ・リーガ公式戦で同様の行為に及び、現地で厳しい指摘を受けている。
バルセロナ所属のブラジル代表FWラフィーニャは、4月19日に行われたラ・リーガのセルタ戦で、チームが3-3で迎えた後半アディショナルタイムにPKを獲得すると、ゴールポスト横のあった給水ボトルの水をボールにかけた上で、ボールをペナルティスポットにセット。PKを成功させ、チームの勝利に貢献したが、主審から注意を受けることはなかった。
このラフィーニャの行為について、スペイン紙『アス』は「反スポーツ的行為だ」と非難。ネット上で、現地のサッカーファンから「不正行為だ」「主審はラフィーニャにレッドカードを提示すべきだった」といった声が多く上がるなど、同選手への批判が相次いでいるほか、『La Razon』は「水かけ行為はGKのセーブを難しくするための戦略だ」「ボールが濡れた場合、シュートの軌道が変わり、コントロールが難しくなる」「水かけ行為を禁止するためのルールは存在しない」などと伝えている。
藤尾がガンバ大阪戦や東京ヴェルディ戦などで行ったPK直前の水かけ行為。町田OB鄭大世氏をはじめ、一部の元サッカー選手からは肯定的な意見が上がったが、サッカーファン等からの批判が殺到。同行為が試合観戦している子供に与える影響等が議論の対象になる中、2024年8月23日放送の報道番組「Live News イット!」(フジテレビ系)でも特集が組まれるなど、社会問題として取り扱われた。
ルール上は問題ないものの、倫理的な側面から問題視されていた「PK時の水かけ行為」。日本と同じく、欧州サッカー界でも否定的に捉えられているようだ。