大谷翔平のパパ初安打はお預け 同僚の“先輩パパ”は助言「今後10年間は眠れないのを受け入れるんだ」

2025年4月24日(木)0時1分 スポーツ報知

◆米大リーグ カブス11×—10ドジャース=延長10回=(22日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が22日(日本時間23日)の敵地・カブス戦に「1番・DH」で出場したが、4打数無安打3三振に終わり、チームも逆転負けしてナ・リーグ西地区首位から陥落した。第1子となる女児出産の立ち会いから復帰2戦目も“パパ初安打”は生まれず、復帰後は7打数無安打4三振で打率は2割6分4厘まで下降。対今永は通算10打数無安打となった。ロバーツ監督は一時離脱前との違いを感じつつ、「必ず調子を取り戻す」と信頼を寄せた。

 ふとした瞬間に見せるご機嫌な表情とは裏腹に、結果がついてこない。8回1死。大谷は今季3度目の1試合3三振目を喫した。真美子夫人(28)の出産立ち会いから復帰2戦目も快音は響かず、2試合で計7打数無安打、2四球で4三振となった。欠場期間はあるが、4月16日(同17日)を最後に6日間ヒットが出ておらず、打率は2割6分4厘まで低下した。

 18日(同19日)に産休制度「父親リスト」入り。19日(同20日)に長女誕生を発表し、同日夜にロサンゼルスからテキサスに移動してチームに合流した。20日(同21日)に復帰と慌ただしい日程が影響していることは想像に難くないが、「心地よく打席の中で動けていた」と話していた離脱前と比べると、本調子でないことは明らか。ロバーツ監督は「戻ってきてからは(球が)まだ以前のようには見えていないように見える。今永との対戦ではあまりいいスイングをできていなかった。ちょっとバランスを崩してるのかもしれない」と指摘した。

 指揮官の言う通り、またも“天敵”に苦しんだ。今永とは3打席対戦し、2、5回に空振り三振を奪われるなど無安打。初対戦から10打数無安打となった。10打席以上対戦してヒットが打てなかった投手は6人目で、出塁すらないのは3人目。外角に大きく外れるスイーパーに空振りするなど全く合っていなかった。

 それでも「翔平パパおめでとう」というボードを掲げたファンが駆けつけるなど、敵地も祝福ムードに包まれた。試合前にはカブス球団マスコットのクラークから“出産祝い”とみられるプレゼントを贈られた。ベッツは自身のポッドキャスト番組にT・ヘルナンデスと出演し、「今後10年間は眠れないのを受け入れるんだ」と先輩パパとして助言。誰もが大谷のことを気にかけている。

 壮絶な打撃戦を落としたド軍は地区首位から陥落。ロバーツ監督は「彼は必ず調子を取り戻す。ここ数日、少し集中し切れていないように見えるだけ」と復調を信じた。エンゼルス時代の23年にはチーム24試合終了時の2割5分3厘から立て直し、MVPに輝いている。勝負はこれからだ。(中村 晃大)

◆初投げは達成 24日初ブルペンの予定

 〇…大谷が復帰後初の投手調整で“パパ初キャッチボール”を行った。最初はT・ヘルナンデス相手に投げ、最後はブルペン捕手に力強いボールを投げ込んだ。ロバーツ監督によると、23日(同24日)に軽めのブルペン入り、26日(同27日)に本格的な投球練習を予定。MVP7度のボンズ氏が1月に打者専念を勧めていたことを米記者に問われた指揮官は「1人でオールスター級2人分の活躍を見込める点もある」などと話した。

スポーツ報知

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