J2磐田 18歳の超タフネスMF川合徳孟が先発志願「連戦も大丈夫」…25日ホーム・大分戦

2025年4月24日(木)7時19分 スポーツ報知

雨の中、トレーニングに励む磐田の川合(手前=カメラ・里見 祐司)

 J2ジュビロ磐田は23日、次節のホーム・大分戦(25日)に向けて、ヤマハ大久保グラウンドで一部非公開で練習。磐田U—18から昇格した新人MF川合徳孟(とくも、18)が、リーグ戦初先発へ意欲を見せた。20日の秋田戦でリーグ戦初ゴールを挙げ、22日にはU—22Jリーグ選抜の試合にも出場。勢いに乗るルーキーが、チームの4戦ぶり白星への貢献を誓った。

 ハードスケジュールもなんのその。3月生まれで、先月18歳になったばかりの川合は「コンディションはいい。連戦も大丈夫。先発を目指したい」と大分戦を見据えた。

 20日のアウェー・秋田戦(1●2)で後半19分から出場。21日にJリーグ選抜の合宿(千葉)に合流し、22日午後4時半からの関東大学選抜戦に臨んだ。試合は0—0のままPK戦に突入し、磐田に帰り着いたのは午後11時半。大雨の中で行われたこの日の練習は、さすがに前半でピッチを離れたが、「疲れはありません」とスッキリした表情で話した。

 今が伸び盛り。シーズン開幕当初はメンバーに入れなかったものの、3月のルヴァン杯1回戦(対FC大阪)で先発し、勝ち越しとなる公式戦初ゴールを決めた。アピールに成功し、今月5日の山形戦でリーグ戦初出場。秋田戦では、一時は同点に追いつく得点を挙げた。「ハードワークをするし、ボールタッチもファンタスティックだ」とジョン・ハッチンソン監督(45)は高く評価する。

 ロス五輪に向けた強化策の一環として招集された、今回のU—22Jリーグ選抜でも持ち味を発揮した。大学生との実戦では、MF中野遥翔(沼津U—18)に代わって後半からピッチに立つと、トップ下でパスをさばいて攻撃を組み立て。コーチを務めた元日本代表MFの小野伸二さんからは「もっとシュートを打ち、怖い選手になれ」とアドバイスを受けた。

 チームは9日のルヴァン杯2回戦で清水に逆転勝ちしているが、リーグ戦では先月30日の千葉戦から白星がない(2分け1敗)。連敗は許されない。「Jリーグ選抜に継続して呼ばれるためにも、磐田で活躍したい」と川合。ゴールへの意識をさらに高めて勝利を呼び込み、「怖い選手」へと成長する。

(里見 祐司)

 〇…熊本出身のDF江崎巧朗(25)が大分戦へ闘志をたぎらせた。ルーテル学院高から駒大を経て、昨年までJ2熊本で3年間プレー。「大分との『九州ダービー』は、ずっと意識していました。メラメラと燃えるものがある。個人的にもたたきたい」と必勝を誓った。前節・秋田戦は足を痛めて前半17分にベンチに下がったが、単なる打撲で影響はない。最終ラインを支える大黒柱が無失点での勝利に貢献する。

スポーツ報知

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