ガーディアンズ・クワンが第2子誕生する同僚に“粋な演出”打席に入る際にリストバンドを装着し...

2025年4月24日(木)13時23分 スポーツニッポン

 ガーディアンズのスティーブン・クワン外野手(27)がリハビリ中のチームメートに粋な演出をした。大リーグ公式サイト「MLB.com」が報じている。

 クワンは22日(日本時間23日)のヤンキース戦に「1番・左翼」で先発出場。初回、先頭で打席に入る前に球審に「タイム」を要求。ポケットからピンク色のリストバンドを取り出し、左腕に装着。そして、1ボール2ストライクからの4球目を左前に運び、安打を放った。

 打席に入る前の「タイム」要求は異例だが、これには理由があった。ガーディアンズの同僚で右肘を手術しリハビリ中のデビッド・フライへの“メッセージ”だったという。

 フライの夫人、レベッカさんが現在、第2子を妊娠中でこの度、性別が判明。フライに第2子が女の子であることをピンク色のリストバンドで発表した。

 このアイデアはクワンの夫人、サマンサさんが考えたそうで、サマンサさんとレベッカさんはとても仲が良いという。

 サマンサさんからアイデアを伝え聞いたクワンが「すごくクールだね」と了承。リストバンドでの性別発表という粋な演出が行われたのだ。

 クワンは「リハビリは毎日が単調でとても辛いことを知っている。彼が毎試合、見ていることも知っている。だから彼を巻き込むことがクールな方法だと思ったんだ」とリハビリに励む同僚への激励も兼ねた演出だったと明かした。

 この日の試合はクワンの2安打の活躍もあり、3—2でガーディアンズが勝利した。

 クワンは母方の祖父母が山形出身の日系3世で、前回WBCでは侍ジャパンの予備登録メンバーに入っていた。ただ、代表資格を得るためには本人、もしくは両親のどちらかが日本生まれの必要があったが、母は米国生まれだったため資格を得られず“幻の侍戦士”となった。

 昨夏球宴時には「前回も出たかったけど、規則の問題で叶わなかった。(制度が)変わるのであれば、ぜひ出たい」と来年3月の第6回WBCへの出場に前向きな姿勢を見せていた。

スポーツニッポン

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