ドジャース・大谷 パパ初安打はお預け カブス・今永から手厳しい出産祝い?!「心では祝って」

2025年4月24日(木)1時30分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ ドジャース10—11カブス(2025年4月22日 シカゴ)

 手厳しい出産祝いをもらった?!ドジャースの大谷翔平投手(30)は22日(日本時間23日)のカブス戦で開幕戦以来の対戦だった今永昇太投手(31)に2三振を喫するなど4打数無安打に終わった。第1子となる長女誕生に立ち会った産休明けは2試合で7打数無安打。“パパ初安打”を再び持ち越した。チームも延長10回に今季2度目のサヨナラ負け。同率で並んでいたパドレスが勝ち、首位から陥落した。 

 シカゴでも大谷は祝福された。試合前のウオーミングアップ中。近づいてきたカブスのマスコット・クラークから小さなぬいぐるみを手渡された。長女誕生の出産祝いとみられ、両手で受け取って満面の笑みで感謝した。

 ただ、試合が始まればプレゼントはない。特に開幕戦以来、今季2度目の激突だった今永には苦しんだ。初回こそ三ゴロが失策を誘って先制の本塁を踏んだが、2回は高めのスイーパーで空振り三振した。5回もタイミングが合わず空振り三振。最後の外角低めは、ボール気味のスイーパーだった。

 5回2/3、5失点で勝敗が付かなかった今永は大谷に対して通算10打数無安打で圧倒。「たまたまが10回続いた。これから10回対戦して10安打打たれるかも分からないし、本当に小さな奇跡が10回続いただけ」と独特の言葉で喜びを表現した。父親になったばかりの大谷を手心なしで封じ、「僕も応援してくれる家族、(本拠地)リグリーのファンとかそういうものを背負っている。意地があります。心では祝ってますけど、野球場では祝わなくてよかった」と胸を張った。

 天敵の今永が降りた後も大谷に快音は響かない。7回無死一塁から選んだ四球は一時逆転につながったとはいえ、8回は右腕ホロウェルの前に空振り三振。今季3度目の1試合3三振を喫し、「父親リスト」から戻った後は2試合で4三振を含む7打数無安打(2四球)になった。

 デーブ・ロバーツ監督は「復帰してからは以前と同じようにはボールが見えていない。今永に対しては、いいスイングをしてるように見えなかった」と指摘した上で「少し調子が悪かったかもしれないが、翔平のことはそれほど心配していない。きっと大丈夫だ」と信頼を寄せた。9回2死から追いつかれ、10回にサヨナラ負け。10—11の大乱打戦に敗れ、1ゲーム差の2位に後退した。首位奪回のためにも“パパ初安打”が待ち遠しい。杉浦 大介通信員

スポーツニッポン

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