湘南MF池田昌生が後半ATに劇弾 天国の祖母に「いい報告できた」敵地町田戦で2年連続1―0決勝点
2025年4月25日(金)23時2分 スポーツニッポン
◇明治安田J1リーグ第12節 湘南1—0町田(2025年4月25日 町田GIONスタジアム)
湘南は後半42分から途中出場のMF池田昌生が劇的決勝弾を決め、1—0で町田を下した。後半アディショナルタイム3分、ともに途中出場のFW福田翔生とFW鈴木章斗が敵陣での連動したプレスで相手ボールを奪取しカウンター。福田のリターンパスは並走した鈴木章の背後を通過も、右後方から走り込んだ池田が右足でゴールに突き刺した。
「スローモーションじゃないけど(考える)時間があった。まずふかさないことと、(GK谷)晃生がニアを消していたのが見えたし、ファーにもカバーがいて“コースないな”と思いながら打った。興奮しました」。今季故障で出遅れた池田は、これがうれしい今季初得点だった。アウェー町田戦は昨季も1—0の決勝点を決めており、これで2年連続の殊勲弾。日本代表の森保一監督が視察する前で、同代表で元同僚のGK谷から価値ある一発となった。
勝利インタビューでは3月末に89歳で死去したという祖母に触れ、涙をぬぐった。その後の取材には「この話をするとまた泣きそうになる」としつつ「小さい頃からおばあちゃん子で、幼稚園の送り迎えや夜ご飯とかずっと見てもらっていた。サッカー選手になれたのもおばあちゃんの支えがあったから」と思いを吐露。「いい報告ができたと思います」と笑顔で語った。