町田・黒田監督「魔法の練習はない」 自身初の3連敗は「受け入れられない現実」
2025年4月25日(金)22時20分 スポーツニッポン
◇明治安田J1リーグ第12節 町田0—1湘南(2025年4月25日 町田GIONスタジアム)
FC町田ゼルビアはホームで湘南に0—1で敗れ、23年のJ2時代から指揮する黒田剛監督(54)体制では初となる3連敗を喫した。4試合ぶり白星とはならず、勝ち点17で順位は11位のまま。クラブとして対湘南はJ2時代を含めて通算7試合目でも初勝利を挙げることができなかった。
町田はまたも難敵に屈し、対湘南は通算3分け4敗となった。0—0で迎えた後半アディショナルタイム、自陣でDFドレシェヴィッチが保持していたボールを奪取され失点。攻撃陣は好機で決定力を欠き、3戦連続無得点と沈黙した。
黒田監督は試合後の会見で「選手も受け入れられない状況、認めがたいものが各々であったと思う。このメンバーでどう点数を取るかは日々の課題として取り組まないといけない」と指摘。自慢の守備陣も失点が続き「守備陣のミスからの失点が顕著に出ている」と語った。試合後、選手たちには「監督として受け入れられない現実だけど、切り替えて結束力を持って前進しないといけない」と伝えたという。
自身のパワハラ疑惑報道後はリーグ戦1分け3敗と苦しんでいる。次戦は中3日でアウェーC大阪戦に臨む。指揮官は「反省点を改善させるために取り組まないと前進しない。何か原因があるということでそこを突き詰めないといけない。方向は悪くないけど、チャンスで決めきらないと勝てない。それを決められる魔法の練習はない。地道にやっていくしかない。決して、悪い方向には行ってない」と前を向いた。