【リーグワン】BL東京が13勝目 大差ついても最後まで攻撃の手緩めず「元気の出る締めくくり方に」
2025年4月25日(金)23時15分 スポーツニッポン
◇◇NTTジャパンラグビーリーグワン1部第16節 BL東京61—19浦安(2025年4月25日 東京・秩父宮ラグビー場)
3位のBL東京が浦安を61—19(前半21—14)で下して13勝2敗1分けとした。
前半6分、BL東京はLOワーナー・ディアンズ(23)のトライで先制。同9分にSOリッチー・モウンガ(30)が快速を飛ばしてトライを決め、同17分にはスクラムで押し込んでからFL佐々木剛(28)がトライゾーンへ飛び込んだ。その後、浦安にトライを2本許して21—14で後半戦へ。後半はFB豊島翔平(36)、No・8リーチ・マイケル主将(36)のトライでさらに点差を広げた。
54—19で迎えた後半ロスタイム、ラストワンプレーを告げるホーンが鳴った。この時点でBL東京は3トライ差以上の勝利によるボーナスポイントの獲得も決まっている状況。しかし、ボールを外に蹴り出して試合を終わらせるのではなくスクラムを選択してさらなる加点を狙った。その結果、最後はFB桑山淳生(27)のゲインからCTBセタ・タマニバル(33)がトライを決めてノーサイド。最後の最後まで攻撃の手を緩めなかった。
試合後の会見で、トッド・ブラックアダー・ヘッドコーチ(53)は「終わらせられるところで終わらせずにアタックし続けて素晴らしい試合だった」と評価。リーチ主将は「今シーズンを通して、最後まで戦いたいという意志が強いので、そういう姿を皆さんにも見せたい」と狙いを説明した。リッチー・モウンガは「良い形で終わることをみんなで目指していた。次に向けても元気の出る締めくくり方になった」と振り返った。