新潟・樹森大介監督、柏と1―1引き分けに「悔しい思いの方が強い」12試合で1勝にとどまり19位
2025年4月26日(土)17時33分 スポーツ報知
指示を出す新潟・樹森大介監督(左は柏のリカルド・ロドリゲス監督)(カメラ・山崎 賢人)
◆明治安田J1リーグ▽第12節 柏1—1新潟(26日・三協F柏)
新潟が敵地で柏と対戦し、1—1で引き分けた。
自陣からつなぐスタイルの柏に対して前線からハイプレスを仕掛け、中盤でのボール奪取から攻撃に転じる場面を作り、前半12分にFW小見のパスを受けたMF長谷川がエリア内で倒されてPKを獲得。このPKを小見がゴール右へ決めて先制点を決めた。
その後もボールを握られてもゴール前までの侵入は許していなかったが、前半32分に柏にワンチャンスを生かされる。ゴール前でMF渡井に左足シュートを決められて同点とされる。
その後は守勢に回る展開が続いたが、J1初先発だったGK吉満が決定的なシュートを防ぐなど、好セーブを披露。前半は1—1で折り返した。
後半も一進一退の展開が続き、新潟は後半30分に途中出場のダニーロゴメスの右クロスを笠井が頭で合わせるも惜しくもゴール右に外れる。さらに後半37分にもMF長谷川がミドルシュートを放つが枠から外れ、同39分にもダニーロゴメスが突破してクロスを上げるが中に合わず。このまま1—1で終了し、リーグ3戦未勝利でリーグ戦は12試合を終えて1勝で19位と苦戦が続いている。
試合後、樹森大介監督は「今チームの現状として厳しい状況なんですけど、多くのサポーターが来てくれて、後押ししてくれた中で、前半の入りは自分たちの準備してきたものが多く出て、得点まではよかった印象を持っています。その後、得点を奪われてから相手のリズムで前半のラスト戦ってしまい、厳しい時間帯もあったが、そこをしっかり耐えることができて後半につなげることができたと思う。後半もそこを修正して、またスイッチを入れ直して、いい戦いができた中で、選手交代等々も含めてそういった選手がパワーを持ってプレスであったり、ゴールへ向かう姿勢を出してくれた。これを勝ち点3につなげられるようにやっていかないといけない」と総括。その上で「勝ち点3をしっかり持ち帰ろうという話をしましたし、それが今の課題でもあるので、本当に悔しい思いの方が強い」。3戦ぶりの勝利をつかめず、苦しい戦いが続いている。