柏GK小島亨介 移籍後初の古巣戦「楽しみにしていた一戦だった」 試合前には新潟サポへお辞儀
2025年4月26日(土)18時8分 スポーツ報知
前半14分、PKを決める新潟・小見洋太(左は逆を突かれる柏・小島亨介)(カメラ・山崎 賢人)
◆明治安田J1リーグ ▽第12節 柏1—1新潟(26日・三協F柏)
柏はホームで新潟と対戦し、1—1で引き分けた。リーグ唯一で最少の1敗を保ったものの、あと一歩届かなかった。柏のGK小島亨介は「今日は自分たちのゲームの入り方が良くなかったのが一番。技術的なミスも多かった。もちろん集中して入るのはチームとしてあったが、その中でなかなかリズムが作れず、かなり押し込まれてしまった。相手というよりかは自分たちが良くなかった」と総括した。
昨季まで新潟に在籍した小島は、今回が古巣との初対戦。「楽しみにしていた一戦だった」としつつも、「いつも通りの、今自分の持っている力を出す」と平常心で臨んだ試合は、MF小見洋太にPKを沈められての1失点。新潟時代にはPKの練習で受けたこともある相手との勝負に、「ちょっと予備動作もいれつつ、そこをうまく崩したかったんですけど、そこは小見が落ち着いて決めて駆け引きに勝った」と振り返ると、「難しい状況だったかも知れないですけど、止めることが出来ればまた流れも自分たちの方に持って来れた。そういう所も含めてしっかり練習したい」と話した。
試合前には「チームを出てから、直接的な感謝を伝える場所というのがなかった。行動でしっかり示したいので、リスペクトも含めて感謝の気持ちで」と、新潟サポーターのいるゴール裏にお辞儀をした。合計で5年過ごし、昨年はルヴァン杯決勝まで進んだ思い入れのある相手との対戦を終えて「うまい選手がおおいなというのが率直なところです。プレッシャーに行っても全然慌てないですし、連携の所も距離感良く攻撃していた。特に前半は押し込まれる展開、時間帯もあった」と敬意を示した。