DeNA入江 初の連投連日S「逃げた失敗はしたくない」三浦監督は守護神の「初心者マーク取れていない」

2025年4月26日(土)20時4分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ DeNA2—0広島(2025年4月26日 横浜)

 DeNAの入江大生投手(26)が初の連投で連日のセーブだ。2点リードの9回、連打で無死一、二塁のピンチも最速154キロの直球とフォークで切り抜けた。

 入江が「代魔神」として降臨した。9回、今季初の連投で背番号22がマウンドへ向かった。連打で無死一、二塁も山本の強気なリードに応えた。犠打で1死二、三塁となり、中村奨を二飛、代打・磯村をこの日最速154キロ直球で空振り三振。昨季は右肩手術でシーズンを棒に振った右腕が、2試合連続となる3セーブ目に激しく吠えた。

 前夜はナイターで、睡眠不足が予想され炭水化物を多めに取った。「興奮で睡眠でのリカバリーは取れない」とマーボーなす丼と冷やし中華をかき込み、体重の減少を最小限に防いで臨んでいた。

 開幕当初は森原の調整が遅れ、代役で抑えを任されたが、今は役目を理解しつつある。「あの頃と比べたら落ち着いている」。栃木・作新学院の同期、西武・今井は月間防御率0・30をマークするなど飛躍を遂げた。「一緒にやってきた同郷の仲間ですし、鼓舞される」と力に変えた。

 三浦大輔監督は入江が連投可能な段階に上がったと認めつつ、不動の抑えとしては時期尚早と強調した。「まだまだ初心者マークは取れていない。いつも言っているように全員で後ろを投げる状況」。指揮官は「僕の中でクローザーといえば佐々木さん」とも明かした。

 目指すべき道は遠い。ただ大魔神・佐々木主浩と同じ背番号22の入江が、守護神への道を前進しているのは確かだ。「やりがいは凄く感じる。勝敗は9回を投げる人が握るので、逃げた失敗はしたくない」。セーブと信頼を積み重ね、若葉マークを外す。

スポーツニッポン

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