山本由伸「リズムが悪い投球だった」5回4四球3失点 投げ合ったスキーンズ「素晴らしい投球」と称賛
2025年4月26日(土)14時26分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース0—3パイレーツ(2025年4月25日 ロサンゼルス)
ドジャースの山本由伸投手(26)が25日(日本時間26日)、本拠でのパイレーツ戦に先発。制球に苦しみ5回5安打3失点(自責1)、メジャー自己ワースト4四球で今季2敗目、チームも3連敗を喫した。
初回、先頭・クルーズをフルカウントから四球で歩かせると、次打者・レイノルズの打席で二盗を許し無死二塁と得点圏に走者を背負った。2死から4番・バルデスにスプリットを右前へ弾き返され、先制点を失った。
2回も先頭・フレージャーを四球で出すと、続くカイナーファレファに左前打を許し無死一、二塁としたが、後続を断って無失点で切り抜けた。3回も先頭・マカチェンを四球で出したが、1死からヘイズをニゴロ併殺。4回は3者凡退とリズムを取り戻した。
ところが、5回、先頭のデービスをゴロに打ち取ったものの三塁手・マンシーが一塁へ悪送球。失策で二塁まで進まれると、次打者・クルーズに右前適時打を許し2点目を失った。
さらに1死からマカチェンに左前打を許すなど2死一、三塁のピンチを招くと、ヘイズにも中前適時打を浴び3失点目。マウンド上で悔しそうな表情を見せた。
メジャー自己ワーストの4四球、打者24人のうち、13人に対し初球ボールと制球に苦しみ、5回で94球と球数を費やした。
試合後、山本は「ボール先行してしまい、なかなかリズムを作りきれないっていうのが1番だった」と肩を落とした。
そして「2回の最後の方から3回、4回とどんどん感覚は良くなってたんですけど5イニングになってピンチの場面を乗り切れず悔しかったです」と5回の2失点を悔やんだ。
制球に苦しんだ要因について「やっぱり必ず原因はあるので、それを早く感じ取るというか、早くどこが良くないのかっていうのを考えて、今日も割と早い段階で、調子が少し良くはなってたんですけれども、結果的にすごくリズムが悪いピッチングだった」と振り返り「こういったあんまり良くない時でも、もっともっと最少失点で抑えていかないと」と反省した。
投げ合ったスキーンズについては「今日も本当に素晴らしい投球でしたし、もともとすごくいい投球する事は分かっていた」と賛辞の言葉を並べた。