【気になるボートレーサー「ピットUP」】大原祥昌 バイクに革細工にハチミツ 市川哲也の弟子は超多趣味
2025年4月26日(土)4時20分 スポーツニッポン
25日現在の今期勝率は5.88。大原祥昌(25=広島)は初のA2昇格が濃厚だが、こう語る。「A1への飛び級を狙っていました。年を越して2、3月までA1ペースで」
1月に6.43あった勝率が、2月は6.36、3月には6.15と下降した。「落ちましたね。来期はキープして余裕を持っていきたいです」と目標を設定する。
そして、もう一つ標的がある。「宮島でヤングダービーがある。(選考基準の)30歳までに地元で開催されるのは最後だと思います。せっかく出るのだからA1勝率で行くのが見栄えがいいですよね」
6月末までが選考期間となるヤングダービー勝率は現在62位。A1ペースで順調な航跡をたどれば、地元でのG1初出場が見えてくる。
師匠はSG4冠、G1を19Vの市川哲也。「哲也さんを見て学びたい。見習って、まねできるところはまねしたい。スタートが早いしターンも凄いです」。名手の背中という最高の手本がそばにある。しかし、「調整力をつけないといけない。ターン、旋回力もまだまだです」と課題は多い。
ボートレーサーへの道を聞こう。「宮島でペアボートに乗ったことがきっかけ。楽しくて、お金も稼げる仕事だと思った。乗り物が好き。車やバイクが好きなんです」。休日の過ごし方はどうか。「趣味ばかり。最近はバイクに没頭しています。バイクをイチからつくる。もう付きっきりです。ちょっと前はレザークラフト(革細工)。ミツバチで採蜜もやります。去年は8キロ、ハチミツが取れました。溶接もやります」。実に多趣味。好奇心旺盛な素顔を見せた。
「睡眠時間を削って、趣味に没頭しています。レース場に来て、仕事をしている時の方が健康的ですね(笑い)」
仕事もプライベートも充実一途の25歳。9月の地元G1デビューへ、一直線。若いって、いいね。