【高校野球】聖隷クリストファーが春初の4強…2戦無安打だった渡部哉斗一塁手が2安打2打点…春季静岡県大会準々決勝
2025年4月28日(月)6時50分 スポーツ報知
1回1死二塁、先制適時二塁打を放った聖隷クリストファーの渡部哉斗(カメラ・塩沢 武士)
◆高校野球◇春季静岡県大会 ▽準々決勝 聖隷クリストファー5−1御殿場西(27日・愛鷹球場)
4強が出そろった。聖隷クリストファーは御殿場西を下して準々決勝突破。東海切符が懸かる準決勝は5月3日、草薙球場において桐陽—日大三島、磐田南—聖隷クリストファーのカードで行われる。
湿っていたバットから快音が響いた、聖隷の3番・渡部哉斗一塁手(3年)が初回1死二塁から左中間へ先制適時二塁打だ。ここまでの県大会2戦で8打席無安打だった絶不調男が復活。「肩口から入ってくる変化球を狙った」と、会心の一打を振り返った。7回にも適時二塁打を放ち、2安打2打点と活躍した。
大事な試合で名誉挽回だ。上村敏正監督(67)から「打てないと思っている」と言われ、開き直った。3打数無安打に終わった初(2回)戦の知徳戦後はバスターの練習を繰り返し、「強くコンパクトに振ること」を意識。26日の島田樟誠戦も3の0だったが、「内容は決して悪くなかった」と、この日は自信を持って打席に立った。
昨秋に続く4強入りで、春は初。2季連続の東海大会出場にも王手をかけた。「夏に向けて勢いを付けるためにも東海に行きたい」。県準Vだった昨夏は4番に座った男が、準決勝の磐田南戦でも爆発を誓った。(塩沢 武士)