【陸上】田中佑美「晴れるのであれば、一つのチャンスとして」今季国内初戦は連覇が懸かる織田記念
2025年4月28日(月)17時26分 スポーツニッポン
陸上の織田記念が、あす29日に広島広域公園陸上競技場で行われる。
出場する選手たちが28日に試合会場で調整し、女子100メートル障害でパリ五輪代表、2連覇中の田中佑美(富士通)も汗を流した。自身の今季国内初戦を前に、練習後には報道陣の取材に応じて抱負を語った。
「今シーズンはたくさん試合に出てきて、織田は出場するか悩んだところではあったけど。(天候が)晴れそうなので。記録を出せる環境は自分ではどうしようもないので、晴れるのであれば、一つのチャンスとして、今回は出場を決めました」
日本歴代2位の12秒83という記録を持つ田中。今年9月に東京で開催される世界選手権の参加標準記録(12秒73)突破が、まずは今後の一つのターゲットとなる。決勝進出を逃したパリ五輪の反省を踏まえ、冬季には足首の使い方と向き合い「脚全体、体全体を使って加速していく技術」の習得に励んだ。
2月には室内60メートル障害で日本記録となる8秒00をマークし、その後も海外レースに出場。帰国後に一度は発熱したが、現在は復調した。今後に向けて「標準(記録突破)というアドバンテージを持って(7月の)日本選手権に行けるのがいいのかな」と語った。