【高校野球】 プロ注目の花咲徳栄・田島蓮夢 先輩の巨人・石塚から学んだメンタルでチームを引っ張る

チームを引っ張る覚悟を示す花咲徳栄・田島（カメラ・浜木　俊介）

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◆春季高校野球埼玉県大会▽３回戦　花咲徳栄１４—２山村学園＝７回コールド＝（２９日・大宮公園）

　花咲徳栄が、１３安打１４得点の猛攻でシード校の山村学園を圧倒した。

　プロ注目の田島蓮夢（はずむ）外野手（３年）は、３番・左翼手で出場して４打数１安打１打点。右肘を痛めコンディションが本物ではないなか、４回１死三塁から右前タイムリーを放った。

　田島は昨夏、巨人・石塚裕惺（ゆうせい）とクリーンアップを組んだ。石塚が４番で、田島は５番。「どんな場面で落ち着いていた。メンタル面が違っていたので、参考にしています」と大きな学びを得た。

　甲子園を経験した一人として、岩井隆監督からは「チームを引っ張る存在であってほしい」と言われているという。「もう一度、甲子園に行きたい。そして、去年は勝てなかったので１勝したい」と田島は強い思いを明かす。準々決勝の相手は浦和学院。勝負の夏を見据えつつ、全力で宿命のライバルに挑む。