【大学野球】2部の大阪観光大190センチ左腕を巨人&阪神が視察も5回5失点「申し訳ない気持ち」

2025年4月29日(火)20時44分 スポーツ報知

先発した大阪観光大の河上晃大

◆近畿学生野球春季2部リーグ戦 ▽第5節1回戦 神戸大5—3大阪観光大(29日・くら寿司スタジアム堺)

 2部リーグ戦は第5節1回戦が行われ、大阪観光大は神戸大に敗れた。190センチ左腕・河上晃大(4年=大塚)が先発も、5回3安打5失点(自責0)。視察に訪れた巨人、阪神のスカウトにアピールとはならなかった。

 3回まで三者凡退に抑え、4回は味方の失策もあり2死一、三塁を招いたが、5番・米田稔治左翼手(2年=奈良)を左飛。しかし、5回1死から3連続四死球で1死満塁とすると、1番・伊藤翼中堅手(4年=長田)に右前適時打を浴びて2点を失った。その後も相手の勢いを止められず、この回3安打5失点。「1番ダメな自滅のパターンに入ってしまい、相手に隙を見せてどんどん流れに乗せてしまった。(チームに)申し訳ない気持ちが強い」と肩を落とした。

 最速144キロ、昨年は関西オールスター5リーグ対抗戦の代表メンバーにも選出された。しかし昨秋、チームは1部で最下位に沈み、入れ替え戦にも敗れて2部に降格。最速での1部復帰に向け今冬、河上は走り込みを徹底し、足腰を中心に下半身を鍛えてきた。フォームも右足をあまり上げないシンプルなスタイルに変更。「手応えもつかんできて、長いイニングを投げられて、少ない失点でチームを勝たせていけるのを実感している」。

 この日は苦しい投球となったが、ここまで6試合(先発5)を投げて3勝、奪三振もリーグトップの41をマーク。NPBスカウトも訪れるようになった。「プロに行きたい気持ちは強いけど、平均球速だったり、まだまだレベルは足りない」と左腕。春秋の結果次第ではプロ志望届の提出も考えており、さらなるレベルアップを誓った。

スポーツ報知

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