西郷Vで日本勢が米女子ツアー5大メジャーを“完全制覇” 渋野もたらした「日本人でも勝てる」の意識
2025年4月29日(火)4時30分 スポーツニッポン
◇米女子ゴルフツアーシェブロン選手権最終日(2025年4月27日 米テキサス州 カールトンウッズ・クラブ(6911ヤード、パー72))
西郷がシェブロン選手権を制し、日本勢は米女子ツアーの5大メジャーを“完全制覇”した。77年の全米プロを制した樋口久子に始まり、48年の時を経て達成した。日本女子プロゴルフ協会の小林浩美会長は「日本ツアーで培った力を国際色豊かなツアーでもまれながら進化させてつかんだ勝利は格別だったと思います」とコメントした。コース設定や4日間大会を増やすなど米ツアーで戦える選手育成を目指した施策が着実にレベルアップにつながっている。
選手の筋力アップ、クラブの進化もあり、日本人でも飛距離を稼げるようになったことも一因。近年では渋野が19年全英女子オープンを制すと「日本人でも勝てる」と選手の意識も変わり、活躍が加速。21、24年の全米女子オープンを笹生、昨年のエビアン選手権を古江が制した。今季は最多13人の日本勢が米ツアーに参戦し、開幕から9試合連続トップ10入りしているのは米国勢と日本勢だけ。まだまだメジャー覇者が誕生してもおかしくない。