西武・高橋光成 23年9月以来597日ぶり勝利へ6回0封の力投!打線は6回まで11安打7点の大量援護
2025年4月29日(火)16時25分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ 西武—楽天(2025年4月29日 ベルーナD)
西武の高橋光成投手(28)が29日、楽天戦(ベルーナD)に今季5度目の先発登板。6回4安打2奪三振2四球無失点の力投を見せ、勝利投手の権利を持って降板した。昨季15試合に登板し0勝11敗と未勝利高橋光。今季も4戦2敗で、勝利となると2023年9月10日の日本ハム戦(エスコンF)以来597日ぶりとなる。
本拠の大歓声を背にマウンドに上がった高橋光は、初回いきなり小深田、村林に連続四球を与えピンチを招くが、浅村を空振り三振、4番の鈴木大を中飛、5番・渡辺を三ゴロに打ち取り得点を許さず。2回も先頭の阿部に右中間を破られ二塁打を許したが、宗山を一ゴロ、堀内を空振り三振に斬り、飛び出した三走・阿部を挟殺し無失点で切り抜けた。
打線は初回に渡部聖が先制打、2回には児玉が1死二塁から相手先発・古謝の145キロ外角高めの直球を右翼線に運び適時二塁打を放ち2回を終え2点のリードで高橋光の597日ぶり勝利を後押しした。
高橋光は、3回に楽天打線を3者凡退に仕留めると6回まで88球を投げ得点を許さず。打線は2—0の4回に2死から西川の右翼への二塁打で加点。さらに長谷川が左翼線を破る2点適時打を放ち、この回3得点。6回には先制打の渡部聖が適時打を放ちチーム6点目を叩き出し、中村も左前適時打で続いた。打線は6回までに11安打7得点。3連勝での借金完済に向け投打がかみ合った。
西口監督は7—0となった7回に継投を選択。高橋光に代え2番手に羽田をマウンドに送った。
昨季、高橋光は15試合に登板したが、0勝11敗と未勝利。今季はこれまで3月30日の日本ハム戦(ベルーナD)、4月8日ロッテ戦(ベルーナD)、同15日オリックス戦(京セラD)、22日ロッテ戦(ZOZOマリン)の4試合に登板。前回登板のロッテ戦では6回6安打1失点(自責0)と好投を見せたが、味方の援護がなく白星をつかむことはできなかった。