西武・高橋光成 597日ぶり最高の笑顔「お待たせしました!すみません」記念球手に「初勝利みたい」

2025年4月29日(火)17時59分 スポーツニッポン

 ◇パ・リーグ 西武7—1楽天(2025年4月29日 ベルーナD)

 長かった…ついに勝った!西武の高橋光成投手(28)が29日、楽天戦(ベルーナD)に今季5度目の先発登板。6回4安打2奪三振2四球無失点の力投を見せ、2023年9月10日の日本ハム戦(エスコンF)以来597日ぶりとなる白星をつかんだ。

 9回。マウンドのE・ラミレスが2死満塁のピンチを招きながら最後は4番・鈴木大を一ゴロに仕留めた。勝利の瞬間、ベンチで見守っていた高橋光は笑顔全開で仲間たちからの祝福に応え、ウイニングボールを手渡されると、照れ笑いを浮かべながら手にした右腕を突き上げファンの大歓声に応えた。

 渡部聖の次にヒーローインタビューに登場した背番13にスタンドから再び大歓声と大きな拍手が送られる。それをかみしめるようにお立ち台に上がった高橋光は「お待たせしました!すみません…」と照れ笑い。597日ぶりという言葉を聞き「久々すぎて、なんか訳分からない感情です。うれしすぎます」としみじみ。続けて「やっぱ、しんどかったですよ」と素直な思いを口にした。

 試合終了後に手にしたウイニングボールを手にした通算65勝右腕。ファンに見せてほしいとインタビュアーに促されると、ポケットから取り出し「なんか初勝利みたいですね」と楽しそうに笑った。

 頼れる右腕の勝利という復活。インタビューで次に目指すものは「優勝です。みんなで優勝しましょう!」と笑顔で宣言すると、この日一番の大歓声と拍手が通算3000試合目という節目を迎えたベルーナDに響き渡った。

 昨季、高橋光は15試合に登板したが0勝11敗と未勝利。今季はこれまで3月30日の日本ハム戦(ベルーナD)、4月8日ロッテ戦(ベルーナD)、15日オリックス戦(京セラD)、22日ロッテ戦(ZOZOマリン)の4試合に登板。前回登板のロッテ戦では6回6安打1失点(自責0)と好投を見せたが、味方の援護がなく白星をつかむことはできなかった。

スポーツニッポン

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